ポップベリー【ポップベリー】(果樹)
登録番号 | 第12194号 | |
登録年月日 | 2004年 8月 18日 | |
農林水産植物の種類 | 桑 | |
登録品種の名称及びその読み | ポップベリー よみ:ポップベリー | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業生物資源研究所 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台二丁目1番地2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 小山朗夫、町井博明、山ノ内宏昭 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「大唐桑」にコルヒチン処理を行なって育成されたものであり、果実が極大で育成地(茨城県つくば市)では6月上旬に成熟する果実用品種である。刈桑樹型は直立、冬芽の着き方は外反直立、形は長三角形、色は赤褐色、光沢はやや弱、副芽の多少は少である。欠刻数は0、葉の大きさは極大、葉先の形状は尾状、鋸歯の形状は円鋸歯、葉底の形状は直線状、葉色は黄緑色、葉面の粗滑は平滑、葉の横断面はやや内巻、厚さはやや薄である。枝条数は少、枝条の長さはやや短、太さはやや太、色は暗褐色、表面の粗滑は中、枝の姿勢は直立、曲直は真直、節間長は長である。花性は偏雌性、雌花穂の多少は多である。果実の大きさは極大、形は円筒形、果実重は極大、色は黒紫色である。樹勢はやや弱、発芽の早晩は中、再発芽力は弱である。耐寒性はやや弱、耐倒伏性は中、縮葉細菌病抵抗性及び萎縮病抵抗性は強、裏うどんこ病抵抗性は中、芽のすそ上りはやや長、葉の硬化は早、成熟期及び食味は中である。倍数性は第1層が2倍体と第2層以下が4倍体の周縁キメラである。「大唐桑」及び「一ノ瀬」と比較して、葉底の形状が直線状であること、果実が重いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成6年に農林水産省蚕糸・昆虫農業技術研究所(現独立行政法人農業生物資源研究所、茨城県つくば市)において、「大唐桑」の腋芽をコルヒチン処理し、翌年に変異枝条を選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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