ポスフールとして自主独立へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 07:57 UTC 版)
「ポスフール」の記事における「ポスフールとして自主独立へ」の解説
2001年(平成13年)8月28日に発行済式の58.84%にあたる645万株を「マイカル」が売却。「マイカル北海道」は同社の連結対象から離れた。 ただし、この時点では自主独立の運営で店舗の改廃などの経営判断は独自に行うものの、連結対象から外れてもマイカルグループから離脱せず、マイカル東北の一部店舗の引き受けの可能性も示唆していた。 同年9月14日に「マイカル」が民事再生法の適用を申請して事実上破たん。その際には、「自主独立色を強めた全く別会社となり、道内のサティ20店舗の営業には何ら影響はない」として営業への影響を否定し、同社の破綻と一線を画した。 そして、同年10月25日には「マイカルグループ」から離脱して北海道の地場資本として自主独立経営を目指すことを発表すると同時に、同年6月から金融機関を通してイオングループとの提携を打診されていたことを明らかにすると共にその案を拒絶することも表明した。 そのため、2002年(平成14年)1月1日に社名を「ポスフール」に変更し、2001年(平成13年)経営破たんしたマイカルの支援企業に「イオン」がなって「サティ」の店名を今後も残すことになった関係で店名使用料を求められるのを避けるため2002年(平成14年)5月末までに、閉店が決まった大谷地サティを除く全店舗名を「ポスフール」に改称して自立した経営に移行した。 2002年(平成14年)2月期に8年連続の増収となる売上高約1313億円を上げた。しかし、人口減少や消費の低迷など北海道の小売業を取り巻く環境の厳しさの影響を受けて翌年からは4年連続の前年割れとなって2006年(平成18年)2月期に売上高約1201.78億円(前年度比2.0%減)にまで落ち込み、2005年(平成17年)2月期に上場以来初の赤字に転落した。ただし、2006年(平成18年)も9年連続で北海道の小売業売上高首位を維持した。 2003年(平成15年)10月には2004年(平成16年)5月から物流業務を三井物産に全面委託することで物流コストを年間4億円 - 6億円削減を目指すと発表した。
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