プロメキア大戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/01 05:34 UTC 版)
「JUNKMETAL」の記事における「プロメキア大戦」の解説
こうした騒動が続く中、グールに対する民間人の不安の声は日々強まる一方だった。しかしジャンクメタルによる利潤を確保し続けるためにはグールの存在は必要不可欠であり、両社は利潤と民意の間で板挟みになっていた。 POFはこの状態に対する打開策として、人類の居住区を地上から地下へと遷移させるというプロジェクトを打ち出す。そのお題目は「民間人の安全の確立」とされていたが、その真意はジャンクメタルが無ければ外に出られないというシステムの確立、地上のブラックボックス化によるPOF・無限間の紛争隠蔽が狙いだった。 この地下遷移計画を推し進めるべく、POFは一つの作戦を立案する。それはグールを意図的に誘き寄せて地上の都市を襲撃させ、地下遷移計画の必要性を強く訴えようという、非人道的な企みだった。かくしてPOFは都市に多数のグールを引きつけて撃破するという名目の「大規模グール掃討作戦」を打ち出し、プロメキアIを舞台にこれを実行に移す。しかしこの際、予想を上回る量のグールが押し寄せた挙げ句、POFの戦力が早々に撤退してしまったため、残ったジャンクメタルの奮戦虚しくプロメキアIは壊滅、廃墟と化してしまう。事前に民間人の多くは避難させてあったために犠牲者こそ少なかったが、このプロメキア大戦によって人々の心には深い恐怖が刻み込まれた。こうしてPOFの思惑通りに地下遷移計画は進行し、また地上におけるPOF・無限の紛争も常態化していく。 またプロメキア大戦以降、グールの行動パターンが変化する。以前は攻撃目標であるジャンクメタルを発見次第、対象を破壊するまで追撃の手を緩めなかったのだが、変化後は自らのテリトリーを侵したジャンクメタルだけを迎撃・排除するに留まり、追撃行動を取らなくなっていた。これはプロメキア大戦においてグール側にも少なくない被害が出た事が影響したと見られており、グールが更なる脅威として進化する可能性を示すものとして、人類を震え上がらせた。
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