プロプレイヤー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 22:59 UTC 版)
英国において、プロのスヌーカープレーヤーは数多く、収入も高い。例えば、スヌーカー界最高のタイトルである世界スヌーカー選手権の優勝賞金は42万5000ポンド(約6300万円)にも上る。また、2006/2007年世界ランク3位のロニー・オサリバンは、1シーズン(2005/2006年)の賞金だけで254,300ポンド(約5930万円)を稼ぎ出している。また、2006/2007年世界ランク1位の、スティーブン・ヘンドリーは、2006/2007年シーズン開始時で、生涯獲得賞金が8,134,585ポンド(約19億円)にのぼる。世界ランク30位程度の選手でも年間賞金獲得額は1000万円前後に上っており(これ以外にスポンサーからの収入等も加わるので、実際の年収はもっと高い)、他のビリヤード(プール、キャロム)のプロが賞金だけで食べて行くのは難しいと言われているのとは対照的である。 そうした状況の背景には、英国におけるスヌーカー人気の高さがある。イギリス国内ではスヌーカーの試合の模様がテレビ中継されることは珍しくなく、中でも世界選手権の模様はBBCが連日生中継するほど。また同じくイギリスのSky Sportsが放送する「プレミアスヌーカーリーグ」も人気が高く、2005年からは全試合生中継に移行した。 代表的なプロのスヌーカープレーヤーであるスティーブ・デイビスやジミー・ホワイトはイギリス国内で国民的な人気を得ており、特にスティーブ・デイビスは本業のスヌーカー以外にテレビのクイズ番組の司会やラジオのパーソナリティーも務めたことがある。近年ではポール・ハンターがそのルックスから「スヌーカー界のデビッド・ベッカム」として人気があった(しかし2006年にガンのため亡くなっている)。また1990年代に入って以降ジェームズ・ワタナ(タイ)・マルコ・フー(香港)、近年は、ディン・ジュンフイ(中国)などアジア圏出身のプロの活躍も目立っており、アジア圏でのスヌーカー人気上昇に一役買っている。
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