【ブルーインパルス】(ぶるーいんぱるす)
Blue Impulse.
航空自衛隊の広報を担当する曲技飛行隊、第4航空団第11飛行隊の名称。
宮城県・松島基地をベースとしている。
かつて、静岡県・浜松基地で、勤務の合間に飛行教官同士が曲技飛行の練習を無断で行っていたのが上官の目にとまり、浜松基地の航空祭で演技を一般公開したのをきっかけとして、1960年にF-86Fに専用の塗装を施し、飛行隊の「空中機動研究班」として発足した。
当初は地元の天竜川にちなみ「天竜」と呼ばれていたが、「Tenryu」の「r」の発音に管制上支障が出たため、当時のコールサイン「インパルスブルー」を逆にした「ブルーインパルス」に変更。
また、機体の塗装を流れるような青いラインに変更し、排気管後方にスモーク発生用のオイル散布管を装着して現在のスタイルの元となった。
墜落事故による飛行停止を幾度も経験しながらも、各地の航空祭のほかに東京オリンピック(1964年)、大阪万博(1970年)、長野冬季オリンピック(1998年)、サッカーワールドカップ日韓大会(2002年)などの国際行事で展示飛行を行い、また、使用機もF-86戦闘機、T-2練習機、T-4練習機と順次更新され、世界でも屈指の技術を持つアクロバット飛行集団として現在に至っている。
使用機体(カッコ内は使用年)
第一区分演目(2005年当時)
以下の演目は、会場が晴天か、曇りでも十分雲高が高く、視程も問題無い場合に実施される「第一区分」で行われる演目である。
- ダイヤモンドテイクオフ&ダーティローパス
- ローアングルテイクオフ
- ロールオンテイクオフ
- ファンブレイク
- フォーポイントロール
- チェンジオーバーターン
- インバーテッド&コンティニアスロール
- レインフォール
- バーティカルクライムロール
- スローロール
- チェンジオーバーループ
- ハーフスローロール
- レターエイト
- オポジットコンティニュアスロール
- フォーシップインバーテッド
- バーティカルキューピッド
- ラインアブレストロール
- 360度ターン&ループ
- ワイドトゥデルタループ
- デルタループ
- デルタロール
- バーティカルキューバンエイト
- 上向き空中開花
- スタークロス
- タッククロス
- ローリングコンバットピッチ
- コークスクリュー
参照リンク(http://www.masdf.com/blue/)
固有名詞の分類
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