フレックスコミックスの設立
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 03:54 UTC 版)
「フレックスコミックス」の記事における「フレックスコミックスの設立」の解説
2006年10月2日にMOVIDA ENTERTAINMENT株式会社は漫画事業の分割を行ない、同社の取締役であった高倉誠司を代表取締役社長として東京都港区愛宕にフレックスコミックス株式会社を設立する。これは『月刊少年ブラッド』が創刊から約半年後に当たる同年10月12日発売の11月号を以って休刊予定であった事に起因しており、休刊した際には『Web★ブラッド』と合併してフレックスコミックス運営の無料ウェブコミック誌『FlexComixブラッド』での継続が発表された。また本社事務所は、2007年4月2日に千代田区三崎町へと移転している。 なお共に発行していた『コミデジ+』は休刊せず、発行元がフレックスコミックスへと移った上で刊行が続けられた(発売元は変わらずソフトバンククリエイティブ)。コミデジコミックスも継続して発行され、同年11月20日に発売された同レーベルの書籍がフレックスコミックスにとって初の書籍発行となった。また『月刊少年ブラッド』にて連載されていた作品を収録した単行本レーベルFlex Comixを同年12月12日に創刊している。 『FlexComixブラッド』は当初予定していた12月開始より1ヶ月遅れの2007年1月16日、Yahoo! Japanウェブサイト内に存在する電子書籍配信サイトYahoo!コミックにて配信を開始する。この頃から『月刊少年ブラッド』発行時には見られなかったソフトバンククリエイティブ発行のライトノベルレーベルGA文庫との関係強化が行なわれ、双方の発行書籍に投げ入れられる折り込みチラシ(「フレコミ通信」及び「ジーエーえくすぷろ〜らぁ」)に広告を相互出稿する他、『FlexComixブラッド』において「神曲奏界ポリフォニカ」や「メイド刑事」といったGA文庫刊行タイトルの漫画化作品を連載するなどの試みが為された。また同年10月18日には女性向け無料ウェブコミック誌『FlexComixフレア』、2008年6月3日には青年向け無料ウェブコミック誌『FlexComixネクスト』をそれぞれYahoo!コミック内に開設し、少年漫画以外のジャンルへと進出した。 更に2008年12月3日より、作品紹介サイトとして機能していたウェブサイト・FlexComix Webでも漫画の配信を開始し、Yahoo!コミックと自社運営のウェブサイトによる2箇所での配信へと移行する。また2011年8月15日からはTSUTAYA GALAPAGOSにて『FlexComix SP』の名称で電子雑誌形式での配信が開始され、更に同年11月2日にはYahoo!コミックがYahoo!ブックストアへとリニューアルされたが、3誌とも変わらず配信を継続。2012年からは順次ニコニコ静画でも配信を開始した。 なお『コミデジ+』は2008年8月12日発売のVol.15にて休刊しており、これ以降フレックスコミックスから雑誌の発行はされていない。また同誌掲載作品を収録していたコミデジコミックスレーベルも、同年12月25日発行分の単行本を最後に新規刊行を停止している。
※この「フレックスコミックスの設立」の解説は、「フレックスコミックス」の解説の一部です。
「フレックスコミックスの設立」を含む「フレックスコミックス」の記事については、「フレックスコミックス」の概要を参照ください。
- フレックスコミックスの設立のページへのリンク