フォントの違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 19:01 UTC 版)
「ヨーロッパの道路標識」の記事における「フォントの違い」の解説
アルバニアとイタリアは、イギリスで使用されているTransportフォントの太字変種であるAlfabeto normaleとその細幅変種Alfabeto strettoを使用している。アルバニアは近年Arial Narrow Boldを使用するようになった。 オーストリアとスロバキアはTERN (Trans-European Road Network) を使用している。オーストリアは2010年までthe Austria Mittelschrift とEngschriftを、スロバキアは2014年までUniversal Groteskをそれぞれ使用していた。 ベラルーシとリトアニア、ロシア、ウクライナはソ連で制定されたGOST規格(ロシア語:ГОСТ)による標準フォントГОСТ 10807–78を基調とするフォントを使用している。具体的には、ベラルーシでСТБ 1140–99が、ウクライナでДСТУ 4100–2002が、ロシアでГОСТ Р 52290-2004がそれぞれ使用されている。 ベルギーとボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルガリア、クロアチア、コソボ、ルクセンブルク、マケドニア、モンテネグロ、ルーマニア、スロベニア、セルビアはSNVを使用している。 スイスは同フォントを2003年まで使用していた。 キプロスとギリシャ、アイスランド、アイルランド、トルコ、ポルトガル、イギリス は Transportを使用している。 (Motorwayはイギリス国内の高速道路で使用されている。) デンマークはTransportから派生したDansk Vejtavleskriftを使用している。 エストニアとモルドバはArial Narrow BoldとHelveticaを併用している。 フィンランドは1960年代に国内の道路標識及び水路標識で使用されていた書体を起源とする書体を使用している。 フランスはCaractèresを使用している。 ドイツとチェコ、ラトビア、ルーマニアはDIN 1451を使用している。 ギリシャはかつてTransportを改変したフォントを使用していた。現在はDIN 1451を改変したものを使用している。 ハンガリーで使用されている書体はDIN 1451に類似しているが、個々の文字が国の規格によって定義されている既定の書体ではない。 ルクセンブルクはArial BoldとCaractères Italic, DIN 1451, SNVを併用しているが、統一されていない。 トルコとウクライナはFHWAを使用している。 スペインはFHWAから派生した2つのフォントを使用している。高速道路ではAutopista(FHWA series Eの変種)が、一般道路ではCarretera(別名Traffic Type Spain D)が使用されている。このうちCarreteraは、イタリアで使用されているAlfabeto Normaleと同一である。 オランダはFHWAの変種であるANWB/RWS-Cc (narrow)とANWB/RWS-Dd (medium), Ee (wide)を使用している。 ノルウェーはTrafikkalfabetetを使用している。 ポーランドはDrogowskazを使用している。 スウェーデンはTratexを使用している。 スイスはFrutigerを使用している。
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