フェーズフリーの定義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 09:26 UTC 版)
「フェーズフリー」の記事における「フェーズフリーの定義」の解説
--フェーズフリーを実現しよう/フェーズフリーコンセプトサイト より PhaseFree(フェーズフリー)とは、平常時(日常時)や災害時(非常時)などのフェーズ(社会の状態)に関わらず、適切な生活の質を確保しようとする概念です。この概念は、フェーズフリーの以下の5つの原則に基づいた商品、サービスによって実現されます。 フェーズフリーの5原則 常活性 どのような状況においても利用できること。 日常性 日常から使えること。日常の感性に合っていること。 直感性 使い方、使用限界、利用限界が分かりやすいこと。 触発性 気づき、意識、災害に対するイメージを生むこと。 普及性 参加でき、広めたりできること。 平常時や災害時などの社会の状態に関わらず、いずれの状況下に於いても、適切な生活の質を確保する上で支障となる物理的な障害や精神的な障壁を取り除くための施策、およびそれを実現する概念。 商品やサービスに具現化させることで、平常時のみならず災害時においても有効に利用され、もって社会的脆弱性を解消しようとする考え方。 平常時でも災害時でも有効に利用できる商品(プロダクツ)、役務(サービス)、およびそれらが実現する価値。 バリアフリーが高齢者や障害者などの要援護者への空間的な自由を提案しているのに対して、フェーズフリーは全ての人への時間的な自由を提案している。 例えば、以下のような場合にフェーズフリーな『筆記用具』と呼ぶことができる。水に濡れても問題なく文字を書く事が出来る(フェーズフリーが実現する、平常時と災害時での共通の価値) 視界が効かない状態でも何らかの方法で所有者の位置を知らせる事が出来る(フェーズフリーが実現する、平常時とは別の、災害時での変化した新しい価値)
※この「フェーズフリーの定義」の解説は、「フェーズフリー」の解説の一部です。
「フェーズフリーの定義」を含む「フェーズフリー」の記事については、「フェーズフリー」の概要を参照ください。
- フェーズフリーの定義のページへのリンク