ピンク秀力【ピンクシュウリキ】(草花類)
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登録番号 | 第5975号 |
登録年月日 | 1997年 12月 18日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | ピンク秀力 よみ:ピンクシュウリキ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 12月 19日 | |
品種登録者の名称 | 山手正則 | |
品種登録者の住所 | 広島県芦品郡新市町大字金丸673番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手正則 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「秀芳の力」の枝変わりであり,花は緑白色に淡紫ピンク色のはけ目の入るやや大輪で,一輪仕立ての切り花向き品種である。 草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈は中である。茎の太さは6.0~7.9mm,色は淡緑,強さは強,縦じわは中,稲妻型屈曲は無,節間長は10~19mmである。葉身長及び葉幅は50~74mm,基部の形は凹形,先端部分の形は鈍円,一次欠刻は0.30~0.69,二次欠刻の程度は中,欠刻底部の形は中間,葉裂片縁部の重なりは重なる,表面の色は濃緑,裏面の色は緑,光沢度は高,厚さは薄,たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,形は深裂しない,大きさは中である。つぼみの形は平,花の大きさは110~149mm,舌状花の重ねは5列以上で露芯しない,舌状花数は200~399である。管状花数は10~49,分布は集中,全長は9.0~9.9mmである。花弁の形は平弁,舟底弁及び返り弁1,先端の形は歯状,外花弁の反り方は平及び内曲,内花弁の反り方は内曲,花弁の長さは50~69mm,幅は15.0~19.9mm,外花弁の表面及び裏面の色は緑白(JHS カラーチャート3701)に淡紫ピンク(同8902)のはけ目が入る,外花弁の角度は平,花の中心部の色は外弁と異なり黄緑色である。花たくの形は平らなドーム状,総ほうの大きさは30~39mm,総ほう部から花頂部までの高さは40~49mm,花首の長さは60~79mm,季咲きの開花期は秋で,育成地(広島県芦品郡新市町)における自然開花期は10月下旬である。 「ワンダーラム」と比較して,葉の先端部分が鈍円であること,外花弁表面の色が緑白に淡紫ピンクのはけ目が入ること,花の中心部の色が外弁と異なり黄緑色であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成2年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において,「秀芳の力」の枝変わりを発見し,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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