ピリカノカ
九度山(クトゥンヌプリ)
黄金山(ピンネタイオルシペ)
名称: | ピリカノカ 九度山(クトゥンヌプリ) 黄金山(ピンネタイオルシペ) |
ふりがな: | ぴりかのか くどさん(くとぅんぬぷり) こがねやま(ぴんねたいおるしぺ) |
種別: | 名勝 |
種別2: | |
都道府県: | 北海道 |
市区町村: | 名寄市、石狩市浜益区 |
管理団体: | |
指定年月日: | 2009.07.23(平成21.07.23) |
指定基準: | 名10 |
特別指定年月日: | |
追加指定年月日: | |
解説文: | アイヌのユカラに謡われた物語・伝承の舞台をはじめ、カムイ(神)に対する祈りの場であるチノミシリの伝承地、アイヌ語により命名された独特の地形から成る土地は、いずれも良好な自然の風致景観を成し、アイヌ語で「ピリカノカ」(美しい・形)と総称するに相応しい景勝地群である。その中でも、名寄市の「九度山(クトゥンヌプリ)」は標高673.6mの山で、その呼称は「岩崖がある山」を意味する。非対称の稜線と山頂に岩稜が存在する山容は、名寄コタンのアイヌの人々にとって祈りの対象であったのみならず、狩猟を行う際の目印としての大切な山でもあった。また、石狩市の「黄金山(ピンネタイオルシぺ)」は標高739.1mのピラミッド状の美しい山で、その呼称は「樹叢(じゅそう)の平原の中に聳える雄山」を意味する。この山を中心とする一帯は、ユカラに少年英雄として登場するポイヤウンペの拠点としての伝承を育み、この地のアイヌの人々を長く守護し続けた。 優秀な風致景観が豊富である一方、名勝としての保護施策が不十分であった北海道において、アイヌの物語・伝承、祈りの場、言語に彩られた優秀な景勝地群を、アイヌ語で「ピリカノカ」(美しい・形)と総称して保護するものである。 |
史跡名勝記念物のほかの用語一覧
史跡: | 龍河洞 龍角寺古墳群・岩屋古墳 |
名勝: | イーハトーブの風景地 ピリカノカ 万福寺庭園 三保松原 三多気のサクラ |
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