ビョルンスティエルネ・ビョルンソンとは? わかりやすく解説

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ビョルンソン【Bjørnstjerne Bjørnson】

読み方:びょるんそん

[1832〜1910]ノルウェー小説家・劇作家政治運動でも活躍1903年ノーベル文学賞受賞小説日向丘の少女」「アルネ」、戯曲人力以上」など。


ビョルンスティエルネ・ビョルンソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/17 20:54 UTC 版)

Bjørnstjerne Bjørnson
ビョルンスティエルネ・ビョルンソン
ビョルンスティエルネ・ビョルンソン(1909年)
誕生 Bjørnstjerne Martinius Bjørnson
(1832-12-08) 1832年12月8日
スウェーデン=ノルウェーヘードマルク県
死没 1910年4月26日(1910-04-26)(77歳)
フランス共和国、パリ
言語 ノルウェー語
国籍  ノルウェー
主な受賞歴 ノーベル文学賞(1903年)
ウィキポータル 文学
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ノーベル賞受賞者
受賞年:1903年
受賞部門:ノーベル文学賞
受賞理由:その感化の鮮度と精神の希少な純度の両方において名高い、高貴で壮大、且つ多彩な詩に敬意を表して

ビョルンスティエルネ・ビョルンソン(Bjørnstjerne Bjørnson [ˈbjøːɳˈstjæːɳə ˈbjøːɳˈsɔn]1832年12月8日 - 1910年4月26日[1])は、ノルウェーの作家。1903年ノーベル文学賞を受賞した[2]

ヘンリック・イプセンヨナス・リーアレクサンダー・ヒェランとともにノルウェー人作家の「偉大な4人」とされる。代表作は詩集『詩と歌』である。ノルウェーの国歌『我らこの国を愛す』の作詞者であり、また長らく50クローネ紙幣に肖像が描かれていた。

作曲家のエドヴァルド・グリーグとは親密な関係にあり、グリーグは戯曲十字軍の兵士シグール』の音楽を手がけた他、後述のようにビョルンソンのテクストに基づく歌曲や合唱曲、オペラ(未完)、メロドラマなど多くの作品を作曲している。

名前は、ビョルンスチェルネ[3]ビョルンスチェーナ[4]とも表記される。

日本語訳書

  • 喜:家庭小説 (三浦関造彩文館 1911年6月)
  • レオナルダ (滝村立太郎訳 金港堂(西洋名劇集) 1911年6月)
  • アルネ (矢口達訳 新陽堂 1912年5月)
  • 新一幕物 人力以上 (森鷗外訳 籾山書店 1913年)
  • 若き葡萄の花咲く頃 (島村民蔵訳 演劇無名会 1914年)
  • 森の処女 (三上於菟吉新潮社 1918年)
  • 近代劇五曲 続 新夫婦 (小山内薫訳 国文堂書店 1921年)
  • アブサロムの髪 (渡辺清訳 聚英閣 1921年)
  • 近代劇大系 第4巻 人力以上 (吉田白甲訳 近代劇大系刊行会 1925年)
  • アルネ シンネエヴェ・ソルバッケン 手套 (生田春月訳 世界文学全集 第27巻 新潮社 1928年)
  • 日向丘の少女 アルネ (宮原晃一郎訳 ノーベル賞文学叢書 6 今日の問題社 1940年)
  • 短篇小説読本 第1輯 父親 (三輪健太郎訳 桜華社出版部 1943年)
  • 日向が丘の少女 (大滝重直著 講談社(世界名作全集) 1954年)
  • 日向丘の少女 シュンネーヴェ・ソルバッケン (山室静訳 角川文庫1954年)
  • 父親、熊狩りの名人、まごころ、鷲の巣、クロ (山室静訳 世界文学全集 河出書房新社 1957年)
  • 楽しい少年 (植田敏郎訳 世界少年少女文学全集 東京創元社 1958年)
  • 日向が丘の少女 (矢崎源九郎訳 少年少女世界文学全集 37(北欧編 3) 講談社 1961年)
  • 日向が丘の少女 (森いたる訳 岩崎書店(世界少女名作全集) 1963年)
  • 人の力を超えるもの (毛利三弥訳 ノーベル賞文学全集 19 主婦の友社 1972年)
  • 日向が丘の少女 岡上鈴江文 (母と子の名作文学 集英社 1973年)
  • アルネ (小林英夫岩波文庫 1975年)
  • 日向が丘の少女 (立原えりか 集英社(マーガレット文庫世界の名作) 1976年11月)
  • 日なたが丘の少女 (山内清子小学館(フラワーブックス) 1983年5月)
  • 父 くわしい注釈で読むノルウェー語 (岡本健志訳注 大学書林 1994年1月)

グリーグの主な作曲作品

  • 王女(歌曲)
  • 南の修道院の前で 作品20(独唱、合唱、管弦楽)
  • 『漁師の娘』からの4つの詩 作品21(歌曲集) 「初めての出会い」「おはよう」「私は春に詩を捧げる」「ご忠告ありがとう」
  • 十字軍の兵士シグール 作品22(劇付随音楽)
  • 故郷への帰還 作品31(カンタータ)
  • ロマンス集 作品39(歌曲集) うち2曲:「モンテ・ピンチョから」「秘密の愛」
  • ベルグリオット 作品42(メロドラマ:朗読とピアノまたは管弦楽)
  • オーラヴ・トリグヴァーソン 作品50(オペラ) ※未完、一部が独唱、合唱、管弦楽のための『オーラヴ・トリグヴァーソンからの3つの情景』として発表された。
  • 子供の歌 作品61(歌曲集) うち1曲:「呼び声」

脚注

  1. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典. “ビョルンソン”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2023年4月17日閲覧。
  2. ^ 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ). “ビョルンソン”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2023年4月17日閲覧。
  3. ^ 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊). “ビョルンスチェルネ ビョルンソン”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2023年4月17日閲覧。
  4. ^ 小学館「精選版 日本国語大辞典」. “ビョルンソン”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2023年4月17日閲覧。

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