常陸野ひよこ【ヒタチノヒヨコ】(草花類)
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登録番号 | 第14231号 |
登録年月日 | 2006年 3月 24日 | |
農林水産植物の種類 | カーネーション | |
登録品種の名称及びその読み | 常陸野ひよこ よみ:ヒタチノヒヨコ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 沼田弘樹 | |
品種登録者の住所 | 茨城県東茨城郡小川町中延1989 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 沼田弘樹 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、育成者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、花は淡黄緑の地色に明紫赤色の点、条及び覆輪が入る垂咲で、中輪の1花茎当たりの花数がやや少、花柄当たりの最多花数が少の切花向きの品種である。草姿は中間、開花時草丈はかなり高、節数は中である。茎の長径は中、硬さは剛、折れの難易は難、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数は多、側枝の着生位置は主に中部、節間長はやや長、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は極巻く、最大葉長はやや長、葉幅はやや狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は楕円形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径は中、地色は淡黄緑(JHS カラーチャート3102)、複色模様色は明紫赤(同9706)、色彩模様は点、条及び覆輪、複色割合は少、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数、花弁の長さ、幅及び数は中、ほう葉の形はⅠ型及びⅢ型、数は4枚、長さは中、がくの形は円柱形、がく筒の色は淡緑、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数はやや少、花柄当たりの最多花数は少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性は晩生である。「INGU ギャレット」と比較して、葉巻き程度が強いこと、花の地色が淡黄緑で複色模様色が明紫赤であること等で、「エロームーン」と比較して、葉巻き程度が強いこと、花の複色模様色が明紫赤であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成10年に育成者の温室(茨城県東茨城郡小川町)において、育成者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「ひよこ」であった。 |
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