常陸大黒【ヒタチオオグロ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10368号 |
登録年月日 | 2002年 7月 10日 | |
農林水産植物の種類 | べにばないんげん | |
登録品種の名称及びその読み | 常陸大黒 よみ:ヒタチオオグロ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 茨城県 | |
品種登録者の住所 | 茨城県水戸市笠原町978番6 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 横田国夫、須賀立夫、飯田幸彦、桐原俊明 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、在来種(花豆白在来)と在来斑紋種の自然交雑種であり、育成地(茨城県水戸市)における成熟期は中、無限つる性で種皮が黒色、子実がやや大きい煮豆向きの品種である。伸育性と草型は無限つる性、胚軸の色は赤紫、葉色は濃緑、花色は赤である。若莢の地色は緑、斑紋の色及び斑紋の種類はなし、長さはやや長、幅はかなり広、くちばしの形は軽く曲がる、一莢内粒数は極少である。子実の形は楕円体、種皮の地色は黒、斑紋の種類及び環色はなし、粒の大小はやや大である。開花期及び成熟期は中、子実収量は多である。「紫花豆」と比較して、種皮の地色が黒であること、種皮の斑紋がないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成5年に茨城県農業総合センター農業研究所(水戸市)において、水戸市にて収集した在来種(花豆白在来)と在来斑紋種との自然交雑実生中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「常陸黒」であった。 |
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