パークウェイロータリー26
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 14:03 UTC 版)
「マツダ・パークウェイ」の記事における「パークウェイロータリー26」の解説
普通乗用車のルーチェやコスモAPと同型の13B型ロータリーエンジンを搭載している。2835kgという重量にも関わらず、最高速度120km/hで走行可能である。グレードは26人乗りのDXと、13人乗りのスーパーDXがあった。 マニュアルトランスミッションには、前述の乗用車と同様、低回転域での運転性を改善する「トルクグライド」と称する流体継手が追加されている。これはエンジンストールやノッキングおよびジャダーを防ぐ目的で採用されたもので、トルクコンバーターのようなトルク増幅機能は無い。これにより、シフトパターンには、拘束用のパーキングポジションが追加されている。 ロータリーエンジンのスムーズな回転による低振動と静粛性、さらに曲線を多用したデザインがこのバスの売りであったが、18.3kg-m/4000rpmというエンジンスペックに現れているとおり、高回転型の特性のうえ、燃費経済性においてもディーゼルエンジンには太刀打ちできず、販売は不振であった。総販売台数はわずか44台、2年間の生産のみで終わっている。 消防の通信車両として、広島県広島市や静岡県浜松市に導入されたが、現在は不明。
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