ローズウッド (クスノキ科)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/08 15:52 UTC 版)
ローズウッド(Rosewood、学名:Aniba rosaeodora)は、南米に自生するクスノキ科の樹木である。別名にパウローサ[2]あるいはパウロサ(ブラジルポルトガル語: pau rosa)があるが、この呼称はマメ科で木材として利用されるパオロザ Bobgunnia fistuloides(シノニム: Swartzia fistuloides)や Bobgunnia madagascariensis(シノニム: Swartzia madagascariensis)にも用いられる[3]。フランス語名であるボアドローズ (Bois de Rose) で呼ばれることも多い。心材のチップを水蒸気蒸留することにより精油を得ることができ、甘く、ややウッディでフローラルスパイシーな香りがする。これが香料やアロマテラピーに利用されていた。(精油は伝統的に香料として利用され、医療における用法はないため、アロマテラピーでいわれる効能が何に由来するかは不明である。)ローズウッドの学名は Aniba rosaeodora Ducke とされることが多いが、実際には単一種の植物ではなく、数種類の樹木を指しているとする分類もある。
- ^ Varty, N. (1998). Aniba rosodora. The IUCN Red List of Threatened Species 1998: e.T33958A68966060. doi:10.2305/IUCN.UK.1998.RLTS.T33958A68966060.en Downloaded on 08 April 2019.
- ^ エイダン・ウォーカー 編 (2006).『世界木材図鑑』乙須敏紀 訳、産調出版。4-88282-470-1(原書: The Encyclopedia of Wood, Quarto, 1989 & 2005.)
- ^ 『熱帯植物要覧』 熱帯植物研究会、養賢堂、1996年、第4版、77、203。ISBN 4-924395-03-X。
- ^ Appendices (CITES). 2019年4月9日閲覧。
- ^ The CITES Appendices (CITES). 2019年4月9日閲覧。
- ^ a b c d マリア・リス・バルチン 著 『アロマセラピーサイエンス』 田邉和子 松村康生 監訳、フレグランスジャーナル社、2011年
- 1 ローズウッド (クスノキ科)とは
- 2 ローズウッド (クスノキ科)の概要
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