バレーボールにおいて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/31 21:15 UTC 版)
「ラリーポイント制」の記事における「バレーボールにおいて」の解説
バレーボールでは、サイドアウト制に代わって1999年に国際ルールとして採用された。サイドアウト制は試合の終了時刻が大きく遅れることが多く、大会運営上非常に不都合であった。さらに、テレビ中継にも適しているとは言えず、各テレビ局から放映権の放棄を示唆されたことがルール改正のきっかけとなった。 現在のラリーポイント制は「5セットマッチ3セット先取の完全ラリーポイント制、第1~4セットまでは25点先取、第5セットのみ15点先取」というものであるが、正式導入以前には以下のようないくつかのルールが試行された。これらはいずれも分かりにくく不評だったため、以降の大会で採用されることはなかった。 1997年ワールドグランドチャンピオンズカップにおける25分併用ルール5セットマッチで、第5セットのみラリーポイント制。 第1~第4セットまでは各セットごとに時間制限を設けて、25分59秒まではサイドアウト制、26分00秒以降はラリーポイント制。 1998年4月に行われたVリーグオールスターゲームで採用されたルールラリーポイント制で21点先取のゲームを、1セットに2ゲーム、合計2セット行う。 一方のチームが2ゲームともとった時は、そのセットを獲得する。両チームが1ゲームずつ獲得した時は7点先取のゲームを行い、そのゲームに勝ったチームがそのセットを獲得する。 一方のチームが2セット獲得したら、その試合の勝者となる。両チームが1セットずつとった時は15点先取の第3セットを行い、その試合の勝者を決める。 1988年ソウルオリンピック後に採用されたルール第5セットのみラリーポイント制(15点制、デュース時は2点差がつくまで無制限) また2013年9月には、「U-23世界選手権」(10月に開催)での「21点制」のテスト導入が発表された。この大会ではさらに、テクニカルタイムアウトは12点到達時の各セット1回のみ、吹笛後にサーブを打つまでの時間を15秒に伸ばすこともテスト導入されるという。 なお、日本においては1930年にラリーポイント制が導入され、1934年の極東選手権でも適用された。その後も極東ルール(9人制)バレーはラリーポイント制で行われている。
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