バレーボールのウィルソン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/15 09:03 UTC 版)
「キャスト・アウェイ」の記事における「バレーボールのウィルソン」の解説
作中に登場するバレーボールのウィルソンは、チャックが作り出した擬人化イマジナリーフレンドであり、無人島での4年間の生活の中におけるチャックの相棒である。ウィルソンはスポーツ用品製造企業ウイルソン・スポーティング・グッズにちなんで名付けられ、ウィリアム・ブロイルズ・ジュニアによって創造された。彼は脚本の構想を練る中で、サバイバル専門家に相談して1週間カリフォルニア湾の孤立した浜辺に自分を置き去りにしてもらい、一人で小屋を確保して水・食料を探す経験をした。その際、海岸に流れ着いたバレーボールを見てウィルソンのインスピレーションを得たと語っている。脚本上の観点からは、登場人物が一人しかいない状況で違和感なくチャックに台詞を言わせる役割を果たしている。 映画で使用したバレーボールはオークションに出品され、フェデックスオフィスの元CEOケン・メイ(英語版)が1万8500ドルで落札したと言われているが、これは事実ではない。『キャスト・アウェイ』の公開後、ウイルソン・スポーティング・グッズは自社製品がトム・ハンクスと「共演」したことに着目したプロモーションを展開し、ウィルソンの顔を再現したバレーボールを販売した。このバレーボールは公開時に限定販売されたが、現在でも同社公式ウェブサイトで販売している。
※この「バレーボールのウィルソン」の解説は、「キャスト・アウェイ」の解説の一部です。
「バレーボールのウィルソン」を含む「キャスト・アウェイ」の記事については、「キャスト・アウェイ」の概要を参照ください。
- バレーボールのウィルソンのページへのリンク