ハーン -草と鉄と羊-
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ハーン -草と鉄と羊- | |
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ジャンル | 歴史 |
漫画 | |
作者 | 瀬下猛 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | モーニング |
発表号 | 2018年2・3合併号 - 2020年12号 |
巻数 | 全12巻 |
話数 | 全101話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
『ハーン -草と鉄と羊-』(ハーン くさとてつとひつじ)は、瀬下猛による日本の漫画。『モーニング』(講談社)にて2018年2・3合併号から2020年12号まで連載された[1]。義経=チンギス・ハン説を元に構成されていて、源義経が後のチンギスハーンであるテムジンとして生きる様を描く。
あらすじ
壇ノ浦の戦いで源氏を勝利に導いた源義経は、兄・頼朝から追われ、蝦夷地に逃げていた。しかし、そこでも追っ手に追われ、船に乗り込んで逃げようとしたが、その船は難破、着いた先はだだっ広いユーラシア大陸。彼は復讐に囚われた人生を捨て、テムジンと名を変えて、新たに生きることを決意した。
登場人物
主人公
- 源義経/テムジン
- 平家を滅ぼした英雄である源義経その人物。兄・源頼朝の不信を買い、謀殺されかけるも蝦夷地まで逃げて、その後大陸へと渡る。金国に逃れ、学者の家に上がり込み、そこで中国語を学びながら、娘のジンリーと恋仲となる。しかし、タタールに村が襲撃され、学者とジンリーが殺される。その後、オンハーンの奴隷にされる。そこでジャムカに出会い、共にケレイト行く。そこで将軍になるまで出世するもののオン・ハーンに謀反がバレて殺されかける。
- そこでイェスゲイの一家に流れ着き、一悶着あったが一族の長として迎えられる。
- 長髪の美男子であり、多くの女性に好意を持たれる。剣術においては騎馬民族ですら敵わない。日本では魚と米を食べていたため、羊の肉が食べられなかった。
- 日本でもモンゴルでも、慣例を無視したり、自分に有利になるような戦法を取るため、姑息と言われることもある。
モンゴル部
キャト氏
- ボォルチュ
- オンハーンに追われたテムジンを助け、共にイェスゲイの一家に流れつく。
- カサル
- イェスゲイの長男。体が大きく、テムジンと対立するがその後和解し、一族へと向かい入れる。
- ベルクテイ
- ホエルン
- カサルの母。イェスゲイに一目惚れして妻となった。最初はテムジンの姑息な戦法に嫌悪を持ったが、その後受け入れられる。
- ボルテ
- オンハーンの元にいた美女。羊の世話や家事をやらない怠け者である。一方で西洋の絵を持つなど好奇心が旺盛。
- 義経に合い、惹かれて行く。メルキトに攫われた時に助けてもらい正式に妻となり、ジュチを産む。
- ジェルメ
ジャダラン氏
- ジャムカ
- スキンヘッドで、僧侶のような格好している。オンハーンと組み、タタールを潰すが、その後オンハーンの奴隷となる。後に出世して、テムジンとなった義経に再会する。
- タイチャル
タイチウト氏
- タルグタイ
- ジルグアダイ
スルドス氏
コンギラト
- デイ・セチェン
- アルチ
ケレイト
メルキト
タタル
- メグジン・セウルト
金
西遼
その他
- イルハン
書誌情報
- 瀬下猛 『ハーン -草と鉄と羊-』講談社〈モーニングKC〉、全12巻
- 2018年4月23日発売[2]、ISBN 978-4-06-511289-2
- 2018年6月22日発売[3]、ISBN 978-4-06-511713-2
- 2018年8月23日発売[4]、ISBN 978-4-06-512539-7
- 2018年10月23日発売[5]、ISBN 978-4-06-513537-2
- 2018年12月21日発売[6]、ISBN 978-4-06-513923-3
- 2019年3月22日発売[7]、ISBN 978-4-06-514957-7
- 2019年5月23日発売[8]、ISBN 978-4-06-515479-3
- 2019年7月23日発売[9]、ISBN 978-4-06-516514-0
- 2019年9月20日発売[10]、ISBN 978-4-06-517642-9
- 2019年11月21日発売[11]、ISBN 978-4-06-517760-0
- 2020年1月23日発売[12]、ISBN 978-4-06-518249-9
- 2020年4月23日発売[13]、ISBN 978-4-06-519208-5
脚注
- ^ “新たな義経像を描く新連載モーニングで始動、藤田和日郎「黒博物館」新作も”. コミックナタリー (2017年12月14日). 2019年11月21日閲覧。
- ^ “『ハーン -草と鉄と羊-(1)』(瀬下 猛)”. 講談社コミックプラス. 2019年5月23日閲覧。
- ^ “『ハーン -草と鉄と羊-(2)』(瀬下 猛)”. 講談社コミックプラス. 2019年5月23日閲覧。
- ^ “『ハーン -草と鉄と羊-(3)』(瀬下 猛)”. 講談社コミックプラス. 2019年5月23日閲覧。
- ^ “『ハーン -草と鉄と羊-(4)』(瀬下 猛)”. 講談社コミックプラス. 2019年5月23日閲覧。
- ^ “『ハーン -草と鉄と羊-(5)』(瀬下 猛)”. 講談社コミックプラス. 2019年5月23日閲覧。
- ^ “『ハーン -草と鉄と羊-(6)』(瀬下 猛)”. 講談社コミックプラス. 2019年5月23日閲覧。
- ^ “『ハーン -草と鉄と羊-(7)』(瀬下 猛)”. 講談社コミックプラス. 2019年5月23日閲覧。
- ^ “『ハーン -草と鉄と羊-(8)』(瀬下 猛)”. 講談社コミックプラス. 2019年7月23日閲覧。
- ^ “『ハーン -草と鉄と羊-(9)』(瀬下 猛)”. 講談社コミックプラス. 2019年9月20日閲覧。
- ^ “『ハーン -草と鉄と羊-(10)』(瀬下 猛)”. 講談社コミックプラス. 2019年11月21日閲覧。
- ^ “『ハーン -草と鉄と羊-(11)』(瀬下 猛)”. 講談社コミックプラス. 2020年1月23日閲覧。
- ^ “『ハーン -草と鉄と羊-(12)』(瀬下 猛)”. 講談社コミックプラス. 2020年4月23日閲覧。
外部リンク
- ハーン -草と鉄と羊- / 瀬下猛 - 講談社
「ハーン -草と鉄と羊-」の例文・使い方・用例・文例
- ハーンズ先生に賛成しますか、それともローランドさんに賛成しますか。
- ラフカディオ・ハーンは日本に永住する決意をした.
- 英国の物理学者(オーストリア生まれ)で、リーゼ・マイトナーとともに核分裂と命名した新しいタイプの核反応を、オットー・ハーンが作り出していたことを認めた
- スウェーデンの物理学者(オーストリア生まれ)で、オットーハーンとともに放射化学の分野で活動し、オットーフリッシュとともに核分裂の概念を明確に述べた(1878年−1968年)
- チンギスハーンとその子孫が建てた諸国
- 現EU議長であるアイルランドのバーティ・アハーン首相は,「新たにEUに加わった欧州市民に友好の手を差し伸べる。」と述べた。
- 彼は後にチンギス・ハーンとして知られるようになる。
- 800年以上も前,チンギス・ハーンは自らの夢のために戦い,世界最大の帝国を築き上げた。
- ムガル帝国の第5代皇帝シャー・ジャハーンは妻のムムターズ・マハルを深く愛していたが,彼女は1631年に30代で亡くなった。
- シャー・ジャハーンは悲しみに打ちひしがれ,妻のためにタージ・マハルの建設を始めた。
- 晩年,シャー・ジャハーンは息子のアウラングゼーブによってアグラ城塞に幽閉された。
- シャー・ジャハーンはその城塞から2キロ離れたタージ・マハルを見つめて過ごしたと言われている。
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