ハーフスイング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/07 09:41 UTC 版)
投球後にバットを振る動作を途中で止めることをハーフスイングという。英語ではchecked swingと呼ばれてきたが、近年、大学野球リーグ(NCAA等)などでは "Half Swing" に改められる傾向にある。 公認野球規則上はハーフスイングが空振り(スイング)になるかどうか(ストライクかボールか)、あるいはどこまでバットを振ったら空振りとなるかといったことに対する明確な定義はない。そのため空振りがあったか否かの判定は審判員に委ねられている。一般的には、打者の手首が返っていればスイング(ストライク)とされる。しかし、時折手首が捻った程度でハーフスイングを取る審判や、手首が明らかに返っていてもスイングを取らない審判もおり、個々の審判員の判断に委ねられている。 球審はストライクかボールかを判定する役割を担うが、ハーフスイングの場合には塁審に対しスイングしたかどうかの判定を委ねることができる。また、ハーフスイングの際に球審が「振っていない」と判断しボールを宣告した場合に限り、捕手または守備側の監督は、塁審にアドバイスを求めるよう球審に要請することができる。この要請を受けた場合、球審は塁審にその裁定を一任しなければならない。 球審が塁審に判定を求める場合は、左手の掌を広げて打者の打席と反対側の塁審(右打者なら一塁塁審、左打者なら三塁塁審。3人制や2人制の場合は、打者に応じて内野内に位置している塁審)を指し、判定を要請する。この要請を受けて塁審が行った判定が最終のものとなる。塁審は、打者が振ったと判断すればアウトと同様の右拳を上げるジェスチャーを行い「イエススイング」または「Yes, he went」と宣告、振っていないと判断すれば両手を水平に広げセーフと同様のジェスチャーを行い「ノースイング」または「No, he didn't go」と宣告する。塁審が何も判定をしなかった場合には、振っていなかったと判定したものとみなされる。なお、この間はボールインプレイの状態にあるので注意が必要である。 バントは高校野球を除いて、定義上スイングではないため、ハーフスイングの判定を要求することはできない。
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ハーフスイング
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