判定取り消し、その後本塁打
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/07 09:41 UTC 版)
「空振り」の記事における「判定取り消し、その後本塁打」の解説
1981年8月15日に明治神宮野球場で行われたヤクルト対巨人の9回表で、巨人の打者松本匡史は、1ボール2ストライクからの投球をハーフスイングしたが、球審にスイングと判定され三振を宣告された。しかし捕手がこの投球を後逸したのを見て松本は一塁へ走り、振り逃げが成立した。 このプレイに対しヤクルトの武上四郎監督は球審に「松本のバットは回っていない、ボールだ」と通常では考えられない抗議を行った。審判団は協議の末、この抗議を認め、2ボール2ストライクからの打ち直しとした。打席に入り直した松本は1球見送りで3ボール2ストライクとし、3球ファウルで粘った末、9球目を左翼への本塁打にした。それまで納得のいかない顔つきだった巨人ベンチもこれには大笑い。武上監督の抗議は仇となってしまった。
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