ニール・アダムス_(柔道)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ニール・アダムス_(柔道)の意味・解説 

ニール・アダムス (柔道)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 02:28 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
獲得メダル

ニール・アダムス (柔道)
イギリス
柔道
オリンピック
1980 モスクワ 71kg級
1984 ロサンゼルス 78kg級
世界選手権
1981 マーストリヒト 78kg級
1983 モスクワ 78kg級
1979 パリ 71kg級
1981 ソウル 78kg級
世界ジュニア
1976 マドリード 70kg級

ニール・アダムスNeil Adams1958年9月27日 - )は、イギリス柔道選手。ラグビー出身。階級は71kg級と78kg級。身長178cm。プロレスラーのクリス・アダムスは実兄である[1][2]

来歴・人物

兄の影響でレスリングおよび柔道を始める[1]。1974年のヨーロッパカデ58kg級で3位になった[2]。1976年のヨーロッパジュニア世界ジュニア71kg級でも3位となった[2]。1977年のヨーロッパジュニアでは優勝した[2]。1978年の嘉納杯でも3位だった[2]。1979年のヨーロッパ選手権で優勝すると、世界選手権でも3位になった[2]。1980年のヨーロッパ選手権では優勝するも、モスクワオリンピックでは決勝でイタリアのエツィオ・ガンバと対戦して敗れはしたものの、銀メダルを獲得している[1][2]。その後、階級を78kg級に上げると1981年の世界選手権では決勝で日本の加瀬次郎と対戦して得意の腕挫十字固で破り、イギリスの男子選手として初めて世界チャンピオンとなった[2]。1983年のヨーロッパ選手権では優勝するも、世界選手権では決勝で日本の日蔭暢年に敗れて2位だった[2]。1984年のヨーロッパ選手権では優勝を飾っている。ロサンゼルスオリンピックでは決勝で伏兵選手である西ドイツのフランク・ウィニケ背負投で敗れたものの、2大会連続で銀メダルを獲得した[1][2]。1985年のヨーロッパ選手権では5度目の優勝を飾っている。世界選手権では日本の日陰に敗れて3位だった[2]。1988年のソウルオリンピックでは、3回戦で東ドイツのトルステン・ブレヒョートに敗れた[1][2]

寝技ではアダムス式腕挫十字固などを駆使する名手であった[3]

引退後

ヨーロッパ各国の強化コーチを歴任し、現在はベルギー・ナショナルチームの監督およびスポーツ・コンサルタントを担当。IJFスーパーバイザーIppon.TVのコメンテーターも務めている[4]

主な戦績

71kg級での戦績

78kg級での戦績

(出典[2])。

脚注

  1. ^ a b c d e Biography and Olympic Results
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m Judo results
  3. ^ 「入門! 一流の技術」近代柔道 ベースボールマガジン社、2013年10月号 116-121頁
  4. ^ The Technical Analysis of Neil Adams

外部リンク


「ニール・アダムス (柔道)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ニール・アダムス_(柔道)」の関連用語

ニール・アダムス_(柔道)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ニール・アダムス_(柔道)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのニール・アダムス (柔道) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS