ニシホナミ【ニシホナミ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7168号 |
登録年月日 | 1999年 4月 15日 | |
農林水産植物の種類 | 小麦 | |
登録品種の名称及びその読み | ニシホナミ よみ:ニシホナミ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 佐々木昭博、谷口義則、藤田雅也、氏原和人、吉川亮 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「関東107号」に「ミナミノコムギ」を交配して育成された固定品種であり,育成地(福岡県筑後市)における成熟期はやや早,ミリングスコアが高く,最高粘度が大きく,赤さび病抵抗性がやや強い,やや多収品種である。叢性は中,株の開閉はやや開である。稈長は短,稈の細太はやや太,剛柔,ワックスの多少,葉色及び葉鞘のワックスの多少は中,葉鞘の下垂度はやや大,フレッケンの有無・多少は極少である。穂型は紡錘状,穂長はやや短,粒着の粗密及び穂の抽出度は中,ワックスの多少はやや少,芒の有無と多少はやや多,芒長はやや長,ふの色は黄である。粒の形,大小及び千粒重は中,粒の色は褐,玄麦粒の見かけの品質は中の中である。播性の程度はⅡ,出穂期及び成熟期はやや早,耐倒伏性は強,穂発芽性は難,脱粒性はやや易,収量性はやや多である。粒の硬軟は中,粒質はやや粉状質,製粉歩留はやや高,ミリングスコアは高,60%粉粗蛋白質含有率,粉の白さ及び明るさは中,色づきはやや高,吸水率は中,最高粘度は大である。しま萎縮病抵抗性は強,赤かび病及びうどんこ病抵抗性は中,赤さび病抵抗性はやや強である。「シロガネコムギ」と比較して,粒の色が褐であること,最高粘度が大きいこと,赤さび病抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和61年に九州農業試験場(福岡県筑後市)において,「関東107号」に「ミナミノコムギ」を交配し,61年に雑種第1代の養成及び雑種第2代の個体選抜を行い,以後,系統育種法により育成された固定品種であり,62年から特性検定試験,平成元年から系統適応性検定試験,3年以降「西海173号」の名称を付して生産力検定試験等を行い,7年にその特性を確認して育成を完了したものである。7年は雑種第12代である。 |
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