ニコラ・プロスト

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ニコラ・プロスト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/11/23 11:13 UTC 版)

スキージャンプ選手の「ニコラ・ジャン＝プロスト」とは別人です。

ニコラ・プロスト Nicolas Prost
富士スピードウェイでのプロスト (2014年) 後ろはニック・ハイドフェルド
基本情報
国籍	フランス
生年月日	(1981-08-18) 1981年8月18日（42歳）
出身地	サン＝シャモン
親族	アラン・プロスト（父）
FIA 世界耐久選手権での経歴
デビュー	2012
所属	レベリオン・レーシング
車番	31
過去参加シリーズ
フランス フォーミュラ キャンパス フランス GT フランス・フォーミュラ・ルノー スペイン フォーミュラ3 ユーロ3000選手権 A1グランプリ ル・マン・シリーズ インターコンチネンタル・ル・マン・カップ FIA 世界耐久選手権 アンドロス・トロフィー
選手権タイトル
2006 2008 2010-2011 2012	スペイン フォーミュラ3（ルーキー） ユーロ3000選手権 アンドロス・トロフィー（EV） アンドロス・トロフィー（ルーキー）

ニコラ・ジャン・プロスト（Nicolas Jean Prost、1981年8月18日 - ）は、フランス・サン＝シャモン出身でフランス国籍のレーシングドライバーである。

父親は4度のF1ドライバーズチャンピオンに輝いたアラン・プロスト。母親はアンヌ＝マリー(Anne-Marie Prost-Barges)。

母国語であるフランス語の他に、英語とイタリア語を話す。

経歴

• 2003年
  • フォーミュラキャンパスシリーズ参戦。最高位は4位（ノガロ）。
• 2004年
  • ジュニアチームオレカよりフランス・フォーミュラルノーシリーズ参戦。最高位は7位（ノガロ、マニ＝クール）。
  • MTOミラボーコンペティションよりクライスラーバイパーGTS-RでフランスGT選手権参戦。最高位は4位（マニ＝クール）。
• 2005年
  • Graffレーシングよりフランス・フォーミュラルノーシリーズ参戦。最高位は5位（ポー）。
  • 同チームよりユーロカップ・フォーミュラ・ルノー参戦。最高位は17位（ゾルダー）。
  • DAMSよりフォーミュラ・ルノー3.5参戦。最高位は20位（エストリル）。
  • ExagonエンジニアリングよりクライスラーバイパーGTS-Rで、父であるアラン・プロストとコンビを組みフランスGT選手権参戦。最高位は2位（ル・マン、マニ＝クール）
• 2006年
  • レーシングエンジニアリングよりダラーラF306トヨタでスペインF3シリーズ参戦。優勝1回（バルセロナ）、2位1回、3位2回。83ポイントで総合4位。
• 2007年
  • カンポスF3チームに移籍。ダラーラF306フィアットでスペインF3シリーズ参戦。優勝2回（バレンシア、バルセロナ）、2位2回、3位2回、PP1回（マニ＝クール）。102ポイントで総合3位。
  • チームオレカよりサリーンS7Rでル・マン24時間参戦（総合10位、LMGT1クラス5位）。
  • 2007-2008年A1グランプリにて冬のテストドライバーとルーキードライバーとしてA1チームフランスから参戦した。
• 2008年
  • ElkモータースポーツよりローラB02/50ザイテックでユーロシリーズ3000に参戦。第1戦バレルンガでPPを獲得する。60ポイントで年間チャンピオンを獲得。
  • 2008-2009年のA1グランプリにてロイック・デュバルと共にしてA1チームフランスから参戦しチームランキング5位。（ニコラの最高位、6位1回）
• 2010年
  • 6月19日にマニクール・サーキットで行われたルノーF1ロードショーにおいて、ルノー・R29を走行させた^[1]。これが自身初めてのF1ドライブである。
• 2012年
  • レベリオン・レーシングより世界耐久選手権（WEC）に参戦。ローラB12/60トヨタでル・マン24時間参戦（総合4位）。
• 2013年
  • ロータスF1と開発ドライバー契約。
  • レベリオン・レーシングより引き続きWECに参戦。
• 2014年
  • レベリオン・レーシングより引き続きWECに参戦。
  • フォーミュラEにおいて父が共同で創設したチーム・e.dams・ルノーより参戦^[2]。
• 2015年
  • フォーミュラE・第5戦マイアミ大会で初優勝^[3]。2014-15年シーズンを優勝1回、表彰台2回の成績でドライバーズランキング6位で終える。
  • レベリオン・レーシングより引き続きWECに参戦。
  • 2015-16年シーズンも引き続きルノー・e.dams（チーム名変更）から参戦。
• 2016年
  • レベリオン・レーシングより引き続きWECに参戦。
  • フォーミュラE・第9戦、最終戦のロンドン大会で連続優勝し^[4]、2015-16年シーズンを優勝2回、表彰台3回の成績でドライバーズランキング3位で終える。
  • 2016-17年シーズンも引き続きルノー・e.damsから参戦^[5]。
• 現在
  • 地元のアイスレース大会に参加したのち、GT選手権に出場。

レース戦歴

フォーミュラ

スペイン・フォーミュラ3選手権

年	チーム	クラス	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	13	14	15	16	順位	ポイント
2006年	レーシング・エンジニアリング	A	VAL 1 4	VAL 2 4	MAG 1 3	MAG 2 4	JAR 1 Ret	JAR 2 10	EST 1 2	EST 2 9	ALB 1 Ret	ALB 2 12	VAL 1 6	VAL 2 3	JER 1 3	JER 2 5	CAT 1 1	CAT 2 5	4位	83
2007年	カンポス・F3・レーシング	A	JAR 1 13	JAR 2 6	JER 1 4	JER 2 7	EST 1 3	EST 2 5	ALB 1 4	ALB 2 4	MAG 1 6	MAG 2 2	VAL 1 3	VAL 2 1	JER 1 2	JER 2 Ret	CAT 1 6	CAT 2 1	3位	102

• 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)

ユーロ3000選手権

年	チーム	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	13	14	15	16	順位	ポイント
2008年	ブル・レーシング	VLL 1 3	VLL 2 4	SPA 1 4	SPA 2 C	VAL 1 4	VAL 2 3	MUG 1 3	MUG 2 8	MIS 1 4	MIS 2 3	JER 1 1	JER 2 8	CAT 1 4	CAT 2 2	UMB 1 Ret	UMB 2 7	1位	60

• 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)

フォーミュラE

年	チーム	シャシー	パワートレイン	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	順位	ポイント
2014-15年	e.dams・ルノー	スパーク・SRT 01E	SRT 01E	BEI 12†	PUT 4	PDE 7	BNA 2	MIA 1	LBH 14	MON 6	BER 10	MOS 8	LON 7	LON 10		6位	88 (89)
2015-16年	ルノー・e.dams		ルノー・Z.E 15	BEI Ret	PUT 10	PDE 5	BNA 5	MEX 3	LBH 11	PAR 4	BER 4	LON 1	LON 1			3位	115
2016-17年			ルノー・Z.E 16	HKG 4	MAR 4	BNA 4	MEX 5	MON 9	PAR 5	BER 5	BER 8	NYC 8	NYC 6	MTL 6	MTL Ret	6位	93
2017-18年			ルノー・Z.E.17	HKG 9	HKG 8	MAR 13	STI 10	MEX Ret	PDE 15	ROM 14	PAR 16	BER 14	ZUR Ret	NYC 10	NYC 11	19位	8

• 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)
• ^† : リタイアだが、90%以上の距離を走行したため規定により完走扱い。

スポーツカー

ル・マン・シリーズ

年	チーム	使用車両	クラス	1	2	3	4	5	順位	ポイント
2009年	スピーディー・レーシングチーム・セバー	ローラ・B08/60	LMP1	CAT 7	SPA 8	ALG Ret	NÜR 6	SIL 2	10位	14
2010年	レベリオン・レーシング	ローラ・B10/60	LMP1	CAS 7	SPA Ret	ALG 2	HUN 2	SIL 5	7位	52
2011年			LMP1	CAS 3	SPA 7	IMO 6	SIL Ret	EST 3	3位	37

• 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)

インターコンチネンタル・ル・マン・カップ

年	チーム	使用車両	クラス	1	2	3	4	5	6	7
2010年	レベリオン・レーシング	ローラ・B10/60	LMP1	SIL 5	PET	ZHU
2011年			LMP1	SEB 7	SPA 7	LMN 6	IMO 6	SIL Ret	PET 5	ZHU 4

(key)

FIA 世界耐久選手権

年	チーム	使用車両	クラス	1	2	3	4	5	6	7	8	9	順位	ポイント
2012年	レベリオン・レーシング	ローラ・B12/60	LMP1	SEB 17	SPA 4	LMN 3	SIL 6	SAO 4	BHR 4	FSW 4	SHA Ret		4位	86.5
2013年			LMP1	SIL 5	SPA 5	LMN 20	SÃO 3	COA 4	FSW	SHA 4	BHR Ret		6位	60
2014年			LMP1-L	SIL 4									10位	64.5
		レベリオン・R-One			SPA 7	LMN 4	COA 7	FSW 12	SHA 7	BHR 7	SÃO 8
2015年			LMP1	SIL	SPA	LMN 19	NÜR 16	COA 15	FSW 7	SHA 7	BHR 14		14位	14.5
2016年			LMP1	SIL 4	SPA 4	LMN 13	NÜR 17	MEX	COA	FSW	SHA	BHR	14位	25.5
2017年	バイヨン・レベリオン	オレカ・07	LMP2	SIL 2	SPA 2	LMN 6	NÜR	MEX 1	COA 3	FSW 1	SHA 1	BHR 1	3位	168

• 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)

アメリカン・ル・マン・シリーズ

年	チーム	使用車両	クラス	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	順位	ポイント
2012年	レベリオン・レーシング	ローラ・B12/60	LMP1	SEB	LBH	LGA	LIM	MOS	MDO	ROA	BAL	VIR	PET 1	NC	0
2013年			LMP1	SEB 3	LBH	LGA	LIM	MOS	ROA	BAL	CTA	VIR	PET 1	5位	48

• 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)

ル・マン24時間レース

ル・マン24時間レース 結果
年	チーム	コ・ドライバー	使用車両	クラス	ラップ	順位	クラス 順位
2007年	チーム・オレカ	ジャン＝フィリップ・ベロク ローレン・グロッピー	サリーン・S7-R	GT1	337	10位	5位
2009年	スピーディー・レーシングチーム・セバー	アンドレア・ベリッキ ニール・ジャニ	ローラ・B08/60-アストンマーティン	LMP1	342	14位	12位
2010年	レベリオン・レーシング	ニール・ジャニ マルコ・アンドレッティ	ローラ・B10/60-レベリオン	LMP1	175	DNF	DNF
2011年		ニール・ジャニ ジェロエン・ブリークモレン	ローラ・B10/60-トヨタ	LMP1	338	6位	6位
2012年		ニック・ハイドフェルド ニール・ジャニ	ローラ・B12/60-トヨタ	LMP1	367	4位	4位
2013年		ニック・ハイドフェルド ニール・ジャニ		LMP1	275	39位	7位
2014年		ニック・ハイドフェルド マティアス・ベシェ	レベリオン・R-One	LMP1-L	360	4位	1位
2015年		ニック・ハイドフェルド マティアス・ベシェ		LMP1	330	23位	10位
2016年		ニック・ハイドフェルド ネルソン・ピケJr.		LMP1	330	29位	6位
2017年	バイヨン・レベリオン	ブルーノ・セナ ジュリアン・カナル	オレカ・07-ギブソン	LMP2	340	16位	14位

セブリング12時間レース

セブリング12時間レース 結果
年	チーム	コ・ドライバー	使用車両	クラス	周回	順位	クラス 順位
2011年	レベリオン・レーシング	ニール・ジャニ ジェロエン・ブリークモレン	ローラ・B10/60-トヨタ	LMP1	320	7位	7位
2012年		ニール・ジャニ ニック・ハイドフェルド	ローラ・B12/60-トヨタ	LMP1	296	32位	9位
2013年		ニール・ジャニ ニック・ハイドフェルド		P1	359	3位	3位

脚注

[脚注の使い方]

1. ^ “ニコラ・プロスト、ルノー R29をドライブ”. F1-Gate.com. (2010年6月21日). http://f1-gate.com/renault/f1_8057.html 2010年6月21日閲覧。 
2. ^ “フォーミュラE：e.dams、セバスチャン・ブエミとニコラ・プロストを起用”. F1-Gate.com. (2014年7月1日). http://f1-gate.com/formula_e/edams_24229.html 2014年9月14日閲覧。 
3. ^ “フォーミュラE第5戦決勝順位：プロスト初優勝”.as-web.jp.（2015年3月15日）2017年1月20日閲覧。
4. ^ ‟Formula E: Nico Prost 'strolls' to victory in Battersea Park”.CNN.（2016年7月2日）2017年1月20日閲覧。
5. ^ “Renault e.dams confirms Buemi and Prost for 2016/17”.Formula E.（2016年5月20日）2017年1月20日閲覧。

表 話 編 歴 ロータスF1チーム
チーム関係者	ジェラール・ロペス エリック・ブーリエ ジェイムズ・アリソン フェデリコ・ガスタルディ マシュー・カーター アラン・パーメイン ニック・チェスター 小松礼雄
ドライバー	キミ・ライコネン ロマン・グロージャン ジェローム・ダンブロシオ ヘイキ・コバライネン パストール・マルドナド
F1マシン	E20 E21 E22 E23 Hybrid
チーム関連会社	ジニー・キャピタル（英語版） ロータス・カーズ ルノー
スポンサー	トタル ベネズエラ国営石油会社 CLEAR・Rexona Burn マイクロソフト・ダイナミクス サクソバンク Yota