ニクスプロヴィデンスガンダム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 20:07 UTC 版)
「プロヴィデンスガンダム」の記事における「ニクスプロヴィデンスガンダム」の解説
「ライブラリアン」がプロヴィデンスを独自改修・再設計した機体。型式番号冒頭の「LN」は「ライブラリアン・ニクス」の略称で、「ニクス (Nix)」とは「吹雪」を意味しているが、これはプラットフォームの形状が雪の結晶に似ていることとドラグーン一斉操作する様がまるで吹雪のように吹き荒れるように動くために名付けられたものである。 PS装甲起動色は白・青・赤を基調としたトリコロール。ベース機同様のドラグーン・システム搭載機である。頭部には新たに量子通信アンテナが装備されており、ドラグーンの操作性を高めている。 ベース機からの改良点は「効率のよいドラグーン・システムの運用」の一点につき、それに伴いドラグーン・プラットフォームのレイアウトは大幅に変更されている。背部のドラグーン・プラットフォームは右肩に移され、大型タイプ1基・小型タイプ2基を搭載。左肩には新たなプラットフォームが増設されて小型タイプ4基を搭載。腰のプラットフォームには両脇に大型タイプ2基、背部に小型タイプ2基が搭載されている。大型のドラグーン・プラットフォームは可動式で、全てが本体の固定砲台としての使用も可能になっている。ドラグーンによる攻撃を基本方針にしているため、携行武器のユーディキウム・ビームライフルや複合兵装防盾システムも残されてはいるが、あくまで予備的な位置づけでしかない。ユーディキウム・ビームライフルは「ドラグーンストライカー」へ、複合兵装防盾システムは左肩の新プラットフォームにショルダーアーマーとして搭載されている。ピクウスもベース機と同様の位置に搭載されているが、頭部2門は新型量子通信アンテナへの影響を考慮して弾倉が空になっており、実際に使用できるのは襟部2門だけである。ベース機からのケーブルの露出は、「本体で戦わない意思表示」に加え、「機体が持つ歴史的特徴」として残されているが量子通信機能はなく本機では単なる飾りとなっている。各部関節の設計の見直しにより機動性はアップしているが、ドラグーン・システムの運用を優先したためにスラスター配置がアンバランスとなり、機動システムが生かされていない。半面、右肩のプラットフォームと複合兵装防盾システムが両肩に移動しているため、防御力はベース機より強化されている。なお、通常は使用されないが複合兵装防盾システムの機能は残されているため、左腕に再装着することによって使用可能となる。 ライブラリアンの強化型Gは全機がストライカーシステムに対応しており、本機も背部にストライカーパック用接続プラグを有しているため、バックパックは「ドラグーンストライカー」として着脱可能で、他の機体に装着、または別のストライカーを装着することができる。ドラグーンストライカーはそれ自体をドラグーンとして使用可能なため、ドラグーン装備数は全12基に強化されている。 時系列上では過去に当たる『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY B』にも登場し、アストレイノワールの模擬戦の相手を務めている。
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