ニクソンとの面会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 07:01 UTC 版)
「ジョニー・キャッシュ」の記事における「ニクソンとの面会」の解説
キャッシュはリチャード・ニクソン以降アメリカ合衆国大統領と親交を持っていた。ジミー・カーターとは特に親しく、親友となった。キャッシュはこの大統領達が全て魅力的な人々で、これが当選の秘訣だったのだろうと語った。 1970年、当時のアメリカ合衆国大統領で保守派のリチャード・ニクソン(共和党)に招かれ、初めてホワイトハウスで演奏した。ニクソンは、若い薬物使用者や戦争抗議者を軽蔑する人々に関するマール・ハガードの風刺曲『Okie from Muskogee 』、生活保護受給者の誠実さを否定したガイ・ドレイクの『Welfare Cadillac 』をリクエストした。キャッシュはどちらの曲も辞退し、ネイティヴ・アメリカンで第二次世界大戦の退役軍人でアリゾナ州に戻った後虐待されていたアイラ・ヘイズについての曲『The Ballad of Ira Hayes 』の他、『What Is Truth 』、『Man in Black 』を演奏した。リクエストを断った理由についてキャッシュは、よく知らない曲で練習する時間もなかっただけで、政治的理由はないと語った。しかしキャッシュは練習する時間を充分に与えられたとしても「アンチ・ヒッピーでアンチ・ブラック」なこれらの曲は演奏しなかったとされる。なお、「Okie from Muskogee」を歌ったマール・ハガードは、2000年代以降には民主党のバラク・オバマやヒラリー・クリントンを支持した。
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