ニクスとヒドラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 09:47 UTC 版)
ハッブル宇宙望遠鏡を用いて天文学者が撮影した画像の分析の結果、2005年5月15日に新たに2つの衛星が発見され、仮符号 S/2005 P 1 と S/2005 P 2 が与えられた。これら2つの新衛星に対して、国際天文学連合は2006年6月21日に P 2(内側の衛星)をニクス(Pluto IIとも)、P 1(外側の衛星)をヒドラ(Pluto IIIとも)と公式に命名した。それぞれの英語表記の「Nix」と「Hydra」の頭文字である「N」と「H」は、冥王星探査機ニュー・ホライズンズ (New Horizons) の頭文字をとった物である。 これらの小さな衛星は、冥王星系の共通重心からの距離がカロンのおよそ2倍から3倍の軌道を公転している。これらはカロンと同じ平面上を、ほぼ真円に近い軌道で順行しており、平均運動はカロンとそれぞれ4:1、6:1の軌道共鳴に非常に近い(しかし完全ではない)状態にある。
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