ドウガネブイブイとは? わかりやすく解説

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どうがね‐ぶいぶい【銅×××蚉】

読み方:どうがねぶいぶい

コガネムシ科昆虫中形コガネムシで、体色は鈍い光沢のある銅色。夏、灯火に集まる。果樹などのを食ベ、幼虫土中生活し植物の根を食害する


ドウガネブイブイ

作者福永令三

収載図書迷子お月見遠足
出版社新風舎
刊行年月2005.10
シリーズ名スケッチ童話集


銅金〓々

読み方:ドウガネブイブイ(douganebuibui)

コガネムシ科昆虫

学名 Anomala cuprea


銅鉦〓々

読み方:ドウガネブイブイ(douganebuibui)

コガネムシ科昆虫

学名 Anomala cuprea


ドウガネブイブイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/15 13:40 UTC 版)

ドウガネブイブイ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: コウチュウ目(鞘翅目) Coleoptera
亜目 : カブトムシ亜目(多食亜目) Polyphaga
下目 : コガネムシ下目 Scarabaeiformia
上科 : コガネムシ上科 Scarabaeoidea
: コガネムシ科 Scarabaeidae
亜科 : スジコガネ亜科 Rutelinae
: スジコガネ族 Rutelini
亜族 : スジコガネ亜族 Anomalina
: スジコガネ属 Anomala
: ドウガネブイブイ A. cuprea
学名
Anomala cupera
(Hope, 1839)
和名
ドウガネブイブイ(銅鉦蚉蚉)

ドウガネブイブイAnomala cuprea、銅鉦蚉蚉)は、甲虫目コガネムシ科の草食昆虫。和名は表面が銅鉦のようで、外観がカナブン(金蚉)に似ており、西日本におけるカナブンの俗称「ブンブン(蚉蚉)」に由来している[1]

形態

体長は20ミリから25ミリ[1]。体色は光沢のある銅色であるが、個体差があり青銅色から緑銅色まである[1]。全体的な体型はコガネムシに似るが、より大型であり、光沢も鮮やかな緑色の体色も持たない他、頭部が長いことで区別できる。

生態

平地から低山地の広葉樹林帯に生息する。日本の屋久島以北、朝鮮半島中国東北部、シベリア東部に分布している[1]

成虫は年1回発生する[1]。羽化後、数日間潜伏してから地上に出て庭木や果樹、花木などに移動する[1]。寿命は30日から50日[1]ブドウクリカキウメ等の果樹、イヌマキマサキ等の庭木、ナスイチゴレンコン、豆類等の農作物を食害する[1]夜行性であり、灯火にもよく飛来する。人間などの敵に襲われると、茶色の排泄物を出す。

産卵は日没後に幼虫の餌場となる場所に着地し、主に地表下5センチから10センチのところに数個から数十個まとまって産卵する[1]

幼虫は土壌中に棲息し[1]、垂直分布は夏から秋には浅く、冬は深い[2]。幼虫はイチゴサツマイモサトイモラッカセイ(落花生)などの根部を食害する[1]。特に幼虫は餌の種類で発育が影響され、麦わらおがくず、牛糞堆肥、豚糞、クヌギイヌマキニンジン、ラッカセイだと発育が早まる[2]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k 防除室だより vol.24 ドウガネブイブイ 石川県農林総合研究センター農業試験場、2025年5月15日閲覧。
  2. ^ a b 農林水産省農林水産技術会議事務局「野菜の害虫 V 甲虫目 ドウガネブイブイ」 野菜の害虫24号、216-219頁、2025年5月15日閲覧。




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