トルコライスの日の制定と廃止
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 00:15 UTC 版)
「トルコライス」の記事における「トルコライスの日の制定と廃止」の解説
長崎市ではエルトゥールル号遭難事件の起きた9月16日を「トルコライスの日」として2010年に制定したことがあった。 駐日トルコ共和国大使館から食文化を通した国際親善の打診があり、2013年5月に全日本司厨士協会の訪問団がトルコを訪れたが、同協会の長崎県本部会長がトルコ料理人・シェフ連盟との会食の席でトルコライスをアピール。しかし連盟の会長からトルコには豚カツはないこと、炭水化物が同じ皿に乗ることがないことの指摘を受けた。県本部会長は会員制の「長崎トルコライスクラブ」を創設する計画があり、トルコの本場料理と供宴するイベントの開催も考えていたという。これが報じられるとインターネット上で話題となり、直後に長崎市長の田上富久が東京の大使館を訪問するに至った。 田上の訪問に対して大使館は、9月16日は遭難者を悼む聖なる日だとして同日をトルコライスの日とした趣旨を質問。そのような神聖な日であるにもかかわらず、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}そういった事情を一切考慮する事無く、あまつさえトルコにとって禁忌である[要出典]豚肉を使った料理のPRに利用するのは遭難者とその遺族に対する侮辱であり[要出典]、友好にとって逆効果ではないかと指摘。同大使館はまた、トルコライスは長崎独自の食文化でありそれを否定するつもりはないとしながら、トルコライスはトルコ料理ではなく全くの無関係であり、誤解を招く状況である[要出典]とした。これを受けて長崎市は2013年7月19日に「トルコライスの日」を廃止した。
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