トルコクーデター未遂事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/13 05:42 UTC 版)
「アスル・エルドアン」の記事における「トルコクーデター未遂事件」の解説
2016年トルコクーデター未遂事件鎮圧後、エルドアン政権による大規模な粛清が行われ、エルドアン政権に批判的なジャーナリストや人権活動家が多数逮捕された。8月16日、『オズギュル・ギュンデム』が「クルディスタン労働者党 (PKK) のプロパガンダを行った」という理由で、イスタンブール第8治安小法廷によって「一時的なものとして」発行停止され、エルドアンを含む『オズギュル・ギュンデム』紙の記者らが逮捕された。エルドアンは3日間の身柄拘束の後、同紙に掲載した記事により「国家の統一を破壊する」テロの扇動をしたという理由で収監された。これはトルコでは終身刑に値する。 10月17日、共和人民党議員団が、収監中の新聞記者に面会するために法務省に行った申請に対する許可が下り、バクルキョイ女性刑務所に収監中のエルドアンらのジャーナリストに面会。「アスル・エルドアンの健康問題によって、刑務所の条件では日々の生活に次第に支障をきたしていると明かし、エルドアンの健康問題が慢性化する危険性に直面していると警告した」。 11月23日、釈放の決定が下されたと報道されたが、その日のうちに撤回され、エルドアンの健康状態が懸念された。 12月29日、136日の収監後、エルドアンは条件付きで釈放され、裁判は2017年6月22日に行われることになったが、その後、何度か延期されている。 その後、エルドアンはドイツに亡命し、現在、フランクフルトに滞在している。帰国の可能性については、「たいていの弁護士は無罪判決が下されるだろうと言うが、トルコでは何が起こるか予想がつかない」と言う。
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