トルキエ内乱(第5巻 - 第7巻)
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「将国のアルタイル」の記事における「トルキエ内乱(第5巻 - 第7巻)」の解説
トルキエ暦75年/帝国暦451年6月11日、トルキエはバルトラインとの戦争に備えるため、衛星国である四将国(ムズラク、クルチュ、ブチャク、バルタ)との大トルキエ体制移行を図るが、四将王たちはトルキエの提案を拒否する。同じころ、マフムートたちはウラド王国に向かうため、国境を接するムズラクを訪れるが、そこで将王バラバンに追われるムズラク将弟バヤジットと姪であるバルタ将姫アイシェと出くわす。彼らから四将国の背信行為を聞かされたマフムートは、バラバンに面会して真意を問い質し、彼からトルキエからの独立を図る意思を聞かされる。四将国の造反はルイが仕組んだ反乱であり、ロットウルムのエレノアに追われ、バラバンの本陣から脱出したマフムートたちはスレイマンと合流し、ザガノスが四将王を失脚させ反乱を鎮圧するため、現地の指揮をマフムートが執るように指示したことを聞かされる。 マフムートとスレイマンは、バヤジットとアイシェをムズラク・バルタの新王に就けることに決め、彼らと共にブチャク、クルチュの親トルキエ派の王族を探す。アイシェは婚約者であるクルチュ将太子オルハンを味方に引き入れ、父王セリムの説得を試みるが、セリムはマフムートたちを拘束する。その夜、セリムは牢獄の中でマフムートたちと接触し、拘束したのはロットウルムの目を欺くための芝居だったことを伝え、協力を申し出る。アイシェはオルハンとの結婚式を行い、その場に出席したバラバンたちを一網打尽にすることを提案して準備に取りかかり、マフムートはシャラに協力を求め、芝居を通して親トルキエ派への政権交代を扇動する。一方、ブチャク将国に潜入したスレイマンとバヤジットは将子イスマイルに捕らえられる。イスマイルは協力するための保証を求め、バヤジットは極東から流入した火器シャルクヤイを提供することを伝え、協力を取り付ける。 同年8月31日、クルチュで結婚式が執り行われようとしていたが、トルキエのサルジャ将軍から情報を得たバラバンはブチャク・バルタの軍勢を結集してクルチュに侵攻する。ザガノスはマフムートたちを犠牲にして手薄になった三将国を制圧しようと目論み、取り残されたマフムートはオルハンの軍勢を率いて三将国軍を迎え撃つ。マフムートはバラバンを挑発してバヤジットとイスマイルの部隊がいる谷に誘い込み、バラバンの部隊を殲滅する。バラバンはバヤジットに討ち取られ、彼の戦死を知ったブチャク・バルタの軍勢は撤退を始め、マフムートたちの追撃を受けて壊滅する。将王たちは死に、唯一生き残ったアイシェの母ファトマは、マフムートの温情によって生かされることになり、新たな将王を迎えた四将国はトルキエとの大トルキエ体制に移行する。
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