デンマーク海峡海戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 01:04 UTC 版)
「ビスマルク (戦艦)」の記事における「デンマーク海峡海戦」の解説
詳細は「デンマーク海峡海戦」を参照 1941年5月24日早朝、プリンツ・オイゲンと共にデンマーク海峡を進んでいたビスマルクに巡洋戦艦フッドと戦艦プリンス・オブ・ウェールズの部隊が南から接近した。 05:52 フッドが距離約23,000mの位置にプリンツ・オイゲンを捉え、射撃を開始。 ビスマルクにとって幸運だったのは、この時フッドがプリンツ・オイゲンとビスマルクを誤認しており、砲撃開始後しばらくしてビスマルクへの砲撃に切り替えた。これにより、フッドはビスマルクへの対応が遅れてしまった。 05:55 軍艦同士の戦闘にあまり乗り気でない艦隊司令長官ギュンター・リュッチェンス中将がなかなか反撃命令を出さないため、しびれを切らしたビスマルク艦長エルンスト・リンデマン大佐が砲撃命令を行い、距離約20,300mで射撃を開始した。 06:01 ビスマルクが距離約17,000mで放った第5斉射がフッドに命中。弾薬庫が爆発し、フッドは轟沈した。乗組員1415名中、生存者は僅か3名だった。 その後、プリンス・オブ・ウェールズは、司令塔が破壊され、艦長外1名を除く司令塔要員全員が死傷したほか、喫水線下にたて続けにビスマルクの主砲弾3発が命中して浸水したために戦闘海域を退避した。 このときまでに、ビスマルクはプリンス・オブ・ウェールズの主砲弾3発の命中を右舷艦首付近に受け、2,000トン以上もの海水が流入してしまっていた。また、この時燃料タンクが破損し重油が漏れたため、作戦の継続は不可能になった。
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