デンマーク植民地帝国
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「デンマークの歴史」の記事における「デンマーク植民地帝国」の解説
詳細は「デンマークの植民地」および「デンマークによるアメリカ大陸の植民地化」を参照 デンマークはスカンディナヴィア以外にも多くの植民地を保有しており、17世紀から20世紀まで保有し続けることができた。またデンマークはノルウェーの支配を通してフェロー諸島、グリーンランド、アイスランドといった極北の領土を保持し続けた。クリスチャン4世は他の欧州諸国と同様に重商主義政策を採用し、デンマーク国外との貿易を拡大し始めた。クリスチャン4世は1620年にインド南岸にあるトランケバル(現・インドタミルナドゥ州タラガンバディ(英語版))に最初の植民地を建設した。1671年にはカリブ海に浮かぶセント・トーマス島に、その後1718年にはセント・ジョン島に植民地を建設、1733年にはフランスからセント・クロイ島を買収した。デンマークはトランケバルとカリブ海の植民地を約200年支配し続けた。デンマーク東インド会社はトランケバル内外で活動していた。最盛期にはデンマーク東インド会社はスウェーデン東インド会社とともにイギリス東インド会社以上に茶の輸入を行い、かなりの利益をあげた。デンマーク、スウェーデンの両東インド会社はナポレオン戦争の間も経営を続けていた。デンマークはまた、西アフリカのデンマーク領黄金海岸にも植民地や要塞を経営し、奴隷貿易にも参画していた。
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