デンマーク様式建築
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/25 06:44 UTC 版)
「ソルバング (カリフォルニア州)」の記事における「デンマーク様式建築」の解説
当初、ソルバングの建物の大半は他の地域でも見られる様式で建設された。ルーテル教会が初めてデンマーク建築に基づいて建てられたものとなり、現在もデンマークのものと密接な関係がある。しかし第二次世界大戦後、「デンマーク村」という概念について興味が膨らんだ。デンマーク田園部様式と呼ばれるもののパイオニアは、疑いもなくフェルディナンド・ソーレンセンであり、ネブラスカ州の出身だった。1940年代半ば、ソーレンセンはデンマーク旅行からソルバングに帰ってきた後、そのデンマーク様式の家屋であるメレバッケンをまず完成させ、続いて村に建つ4つの風車の最初のものの建設に取りかかった。その少し後に、地元建築家のアール・ピーターセンが、古い建物にいわゆる「デンマーク田園部」様式のファサードを付けて、外観を新しくした。デンマーク田園部家屋のハーフティンバード建築(木の骨組みの間にしっくいなどの壁を施したもの)の建物が急増し、新しい観光名所になった。町の中心に「正真正銘」デンマークの雰囲気を創り出すために多くのことがなされたが、スカンディナヴィア人からは、偽物のわらぶき屋根や人工的木組みが、デンマーク移民そのものよりも地元の全体的な興味の結果によるところが大きいと指摘された。古い建物は元々デンマーク的なものが無かったとしても、デンマーク風に見えるように改装された。
※この「デンマーク様式建築」の解説は、「ソルバング (カリフォルニア州)」の解説の一部です。
「デンマーク様式建築」を含む「ソルバング (カリフォルニア州)」の記事については、「ソルバング (カリフォルニア州)」の概要を参照ください。
- デンマーク様式建築のページへのリンク