デモ参加者数に対し
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 15:21 UTC 版)
「2019年6月9日香港逃亡犯条例改正案反対デモ」の記事における「デモ参加者数に対し」の解説
民主党はデモの参加者数が100万人に上ったことが市民の怒りを示しているとの見解を表明して、林鄭月娥に責任を負って辞任するよう要求した。公民党は声明を発表し、デモ集会が平和だったにもかかわらず、政府が高慢にも譲歩を拒否したため、デモ参加者を怒らせて衝突を引き起こすとなったと述べ、公民党党首楊岳橋(中国語版)も「今回の法案改正には緊急性がないにもかかわらず、(政府が)強行採決に踏み切ったことは論理に反する」との見解を述べた。また、「正常に機能している政府がこのような大規模なデモに直面した場合、必ず前向きな回答をするものである」とも述べた。一方、建制派の一員で約20万人がデモに参加したという数字を出した雷鼎鳴(中国語版)は主催者発表の103万人を「無乜用腦」(ほとんど頭を使わなかった)とこき下ろした(ただし、雷の計算は誤りが指摘されている)。 政党以外では鄭経翰(中国語版)が6月9日のデモを香港人による、林鄭月娥率いる香港政府への103万票の不信任票として形容した。 中国共産党の機関紙『環球時報』はデモ隊が西側諸国と結託していると主張した。一方、ボイス・オブ・アメリカによると、中国の国営放送は主催者発表の103万人などの統計にわざと言及せず、警察発表の24万人という過小な数字や親共派の「70万人が改正案を支持している」との主張のみを引用して、香港返還以降で最大規模のデモというインパクトを薄めようとしたという。
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