ディオン_(歌手)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ディオン_(歌手)の意味・解説 

ディオン (歌手)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/12 03:00 UTC 版)

ディオン
Dion
基本情報
出生名 Dion Francis DiMucci
生誕 (1939-07-18) 1939年7月18日(84歳)
出身地 アメリカ合衆国 ニューヨーク市ブロンクス区
ジャンル ドゥーワップR&BロックンロールフォークロックCCMブルースブルースロック
職業 歌手ソングライター
担当楽器 ボーカル
活動期間 1957年 -
公式サイト diondimucci.com

ディオンDion)ことディオン・ディムーチDion DiMucci1939年7月18日 - )は、アメリカ合衆国シンガーソングライター

初期のアメリカン・ロックンロール期に大きなヒットを飛ばした人物の一人である。

経歴・人物

ニューヨーク市ブロンクス区でイタリア系アメリカ人の一家に生まれた。

ディオン・アンド・ザ・ベルモンツというグループ名で1957年に「Santa Margarita」でデビュー。

1958年に「I Wonder Why」がヒットし全米チャート22位を記録、1959年には「恋のティーンエイジャー」が全米5位を記録した。

1950年代後半、ディオン・アンド・ザ・ベルモンツは全米ヒット曲を連発し音楽史にその名を刻んだ。彼らは全米でセンセーションを巻き起こし、広範囲にわたるツアーを行った。ディオン・アンド・ザ・ベルモンツは、バディ・ホリーリッチー・ヴァレンスらの命を奪った運命のツアー「ウィンター・ダンス・パーティ」に参加したアーティストである。ディオンは、「音楽が死んだ日」に墜落した飛行機で飛ぶよう提案されたものの、搭乗せずに無事を得た。

1960年にソロとなる。1961年の「浮気なスー(Runaround Sue)」が全米チャート1位を記録。続く「恋に誘われて(The Wanderer)」(1961年)、「ルビー・ベイビー」(1962年)なども大ヒットとなった。

ヘロイン中毒から回復した1968年[1]、「アブラハム、マーティン・アンド・ジョン」を発表。同作品は全米4位を記録しゴールドディスクに輝いた。

1980年代には、1950年代や1960年代のリバイバル・ブームが起こり、『クリスティーン』や『ブロンクス物語』、『ペギー・スーの結婚』等、いくつかの映画作品で彼のヒット曲が引用された。

「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第63位[2]。1989年にロックの殿堂入りを果たした。

ディスコグラフィ

リーダー・アルバム

  • 『プレゼンティング・ディオン・アンド・ザ・ベルモンツ』 - Presenting Dion and the Belmonts (1959年) ※With ザ・ベルモンツ
  • Wish Upon a Star with Dion and the Belmonts (1960年) ※With ザ・ベルモンツ
  • 『アローン・ウィズ・ディオン』 - Alone with Dion (1961年)
  • 『ラナラウンド・スー』 - Runaround Sue (1961年)
  • 『ルビー・ベイビー』 - Ruby Baby (1963年)
  • 『かわいいドンナ』 - Donna the Prima Donna (1963年)
  • Together Again (1966年) ※With ザ・ベルモンツ
  • 『アブラハム・マーティン・アンド・ジョン』 - Dion (1968年)
  • 『シット・ダウン・オールド・フレンド』 - Sit Down Old Friend (1970年)
  • 『ユアー・ノット・アローン』 - You're Not Alone (1971年)
  • 『サンクチュアリ』 - Sanctuary (1971年)
  • 『スウィート・フォー・レイト・サマー』 - Suite for Late Summer (1972年)
  • Reunion - Live at Madison Square Garden 1972 (1973年) ※With ザ・ベルモンツ
  • 『ボーン・トゥ・ビー・ウィズ・ユー』 - Born to Be with You (1975年)
  • 『まごころの街』 - Streetheart (1976年)
  • I Put Away My Idols (1983年)
  • 『Yo! フランキー』 - Yo Frankie (1989年)
  • 『デジャ・ニュ』 - Déjà Nu (2000年)
  • 『ニュー・マスターズ』 - New Masters (2003年)
  • Son of Skip James (2007年)
  • Tank Full of Blues (2011年)
  • 『ブルース・ウィズ・フレンズ』 - Blues with Friends (2020年)
  • 『ストンピング・グラウンド』 - Stomping Ground (2021年)

脚注

  1. ^ Abraham, Martin and John by Dion Songfacts
  2. ^ Rolling Stone. “100 Greatest Singers:Dion”. 2016年1月16日閲覧。

外部リンク


「ディオン (歌手)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ディオン_(歌手)」の関連用語

ディオン_(歌手)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ディオン_(歌手)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのディオン (歌手) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS