曲が生まれるまで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 13:59 UTC 版)
「愛を伝えて〜Tell Him」の記事における「曲が生まれるまで」の解説
1997年3月24日、セリーヌ・ディオンは史上初めて一回のアカデミー賞授賞式において2曲を歌ったアーティストとなった。その場でディオンは自身の持ち歌である「ビコーズ・ユー・ラヴド・ミー」に加え、バーブラ・ストライサンドとブライアン・アダムスのデュエット曲で映画『マンハッタン・ラプソディ』主題歌の「アイ・ファイナリー・ファウンド・サムワン(英語版)」を歌唱している。ストライサンドはそのアカデミー賞において歌唱する予定は無く、代役歌手としてナタリー・コールが歌唱する予定であった。しかし、そのコールが授賞式の二日前に代役を辞退したため、セリーヌ・ディオンに白羽の矢が立ち、直前の依頼に戸惑いながらもディオンは承諾した。 その数日後、ストライサンドは花束と共に次のような添え書きをディオンに送っている。「あの後テープを見て、私の歌を美しく歌い上げるあなたと、同じ場所に居られなかったことを非常に悔んでいます。次の機会に共に一つのものを作りませんか。本当のところ、あの夜はあなたの歌が優勝するだろうと思っていました。あなたは素晴らしい歌手です。」この添え書きに対し、すぐさま返信の上、ディオンの夫でプロデューサーのルネ・アンジェリルはデュエット曲の作詞・作曲を依頼するべくデイヴィッド・フォスターに電話を掛けた。その結果生まれたのがこの「愛を伝えて〜Tell Him〜」である。
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