テスラ_(バンド)とは? わかりやすく解説

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テスラ (バンド)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/27 13:40 UTC 版)

テスラ
Tesla
米国ヒューストン公演(2019年)
基本情報
出身地 アメリカ合衆国 カリフォルニア州サクラメント
ジャンル ハードロック
ヘヴィメタル
ブルースロック
LAメタル
活動期間 1981年 - 1996年
2000年 - 現在
レーベル ゲフィン・レコード
ノイズ・レコード
Tesla Electric Company Recordings
販売元
ライコディスク
フロンティアーズ・レコード
公式サイト teslatheband.com
メンバー ジェフ・キース
フランク・ハノン
デイヴ・ルード
ブライアン・ウィート
スティーヴ・ブラウン
旧メンバー トミー・スキーオ
トロイ・ルケッタ

テスラTesla)は、アメリカ合衆国出身のハードロックバンド

1980年代LAメタル(ヘアメタル)ムーブメント期に登場したグループの一つ。全盛期の作品がミリオンセラーに達するなど、大きな成功を収めた。一度解散するが、2000年代に再始動を果たしている。バンド名の由来は、科学者のニコラ・テスラ

来歴

1982年からロックバンド「City Kidd」で活動していたジェフ・キースは、1984年にバンドの再編成を行う。フランク・ハノン、トミー・スキーオ、ブライアン・ウィート、トロイ・ルケッタが新加入し、デビュー直前に「テスラ」と改名。1986年にアルバム『メカニカル・レゾナンス』でデビューする。

2ndアルバム『グレイト・レイディオ・コントラヴァーシー』(1989年)からのシングル「Love Song」は全米10位のヒットとなる。続いて全編アコースティックのライブ・アルバム『ファイヴ・マン・アコースティカル・ジャム』(1990年)を発表し、シングルカットされた「Signs」(ファイブ・マン・エレクトリカル・バンド(英語: Five Man Electrical Bandカバー曲)が全米8位を記録する大ヒットとなった。このヒットが口火となりアンプラグドがブームとなる。3rdアルバム『サイコティック・サパー』(1991年)まで、アルバムがいずれもミリオンセラーを記録し成功を収めた。

しかし1990年代に入ると、既存のHR/HMスタイルが衰退に向かい、当バンドも影響を免れなかった。 4thアルバム『バスト・ア・ナット』(1994年)をリリース。 1998年の日本再発行の『バスト・ア・ナット』には、レッド・ツェッペリンの『オーシャン』がボーナス・トラックとして収録されている。トミー・スキーオは薬物乱用の闘病のため離脱した。リハビリを終えた後に再び参加するが数ヶ月後に再び離脱した。バンドはしばらくの間、4ピース・バンドとして活動したが、ジェフとスキーオはBAR 7名義のバンドでアルバム『The World Is a Freak』を2000年6月にリリースした。公式サイトのタイムラインでは、解散ではなく、2000年までの6年間を休止(HIATUS)としている。[1]

2000年、デビューしたオリジナルの面々のまま再結成を果たす。10月15日のアルコアリーナ(サクラメント)でのライブ・イベントはソールドアウトとなった。[1] 2002年、2001年に行ったReplugged Reunion Tour を収録した2枚組の『リ・プラグド・ライヴ』をリリースした。

2004年には、10年ぶりの5thアルバム『イントゥ・ザ・ナウ』をリリース。2006年、バンドはトミー・スキーオ以外のメンバーでエレクトリック・サマー・ジャム・ツアーを行った。トミー・スキーオは薬物乱用の理由で脱退し、デイヴ・ルードと交代した。[1]

2007年、自身のレーベル「Tesla Electric Company Recordings」を設立し、翌2008年に6thアルバム『フォーエヴァー・モア』をリリース。その後もメンバーチェンジすることなく、2011年7月12日、初のアコースティック・スタジオ・アルバムTWISTED WIRES & THE ACOUSTIC SESSIONSをリリース[1]、8thアルバム『シンプリシティ』(2014年6月10日)をリリース[2]

2016年、彼らのロックンロールの30周年を記念して、デフ・レパードREOスピードワゴンとの大規模な北米サマー・アリーナ・ツアーを開始した。[1]さらに、デビュー作を再現したライブ・アルバム『メカニカル・レゾナンス・ライヴ!』をリリースした[3]

メンバー

※2023年6月時点

現ラインナップ

  • ジェフ・キース (Jeff Keith) - ボーカル (1984年–1996年、2000年– )
  • フランク・ハノン (Frank Hannon) - ギター (1981年–1996年、2000年– )
  • デイヴ・ルード (Dave Rude) - ギター (2006年– )
  • ブライアン・ウィート (Brian Wheat) - ベース (1981年–1996年、2000年– )
  • スティーヴ・ブラウン (Steve Brown) - ドラムス (サポート2008年–2009年、正規2021年– )

旧メンバー

  • トミー・スキーオ (Tommy Skeoch) - ギター (1984年–1994年、1995年、2000年–2006年)
  • トロイ・ルケッタ (Troy Luccketta) - ドラムス (1984年–1996年、2000年–2021年)

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

  • 『メカニカル・レゾナンス』 - Mechanical Resonance (1986年)
  • 『グレイト・レイディオ・コントラヴァーシー』 - The Great Radio Controversy (1989年)
  • 『サイコティック・サパー』 - Psychotic Supper (1991年)
  • 『バスト・ア・ナット』 - Bust a Nut (1994年)
  • 『イントゥ・ザ・ナウ』 - Into the Now (2004年)
  • 『フォーエヴァー・モア』 - Forever More (2008年)
  • 『シンプリシティ』 - Simplicity (2014年)
  • Shock (2019年)

アコースティック・スタジオ・アルバム

  • Twisted Wires & the Acoustic Sessions (2011年)

ライブ・アルバム

  • 『ファイヴ・マン・アコースティカル・ジャム』 - Five Man Acoustical Jam (1990年)
  • 『リ・プラグド・ライヴ』 - Replugged Live (2001年)
  • Standing Room Only (2002年)
  • 『アライヴ・イン・ヨーロッパ』 - Alive In Europe (2010年)
  • 『メカニカル・レゾナンス・ライヴ!』 - Mechanical Resonance Live (2016年)
  • FIVE MAN LONDON JAM (2020年)

コンピレーション・アルバム

  • 『タイムズ・メイキン・チェンジズ~ザ・ベスト・オブ・テスラ』 - Times Makin' Changes - The Best of Tesla (1995年)
  • 20th Century Masters - The Millennium Collection: The Best of Tesla (2001年)
  • Gold (2008年)

カバー・アルバム

  • Real to Reel (2007年)
  • Real to Reel, Vol. 2 (2007年)

オムニバス・アルバム

  • 『レノン&マッカートニー・ソングブック ヘルプ!』 JAN 4988005471376 (2007/05/30)

EP

  • A Peace of Time (2007年)

脚注

  1. ^ a b c d e "Timeline | TESLA BAND | Official Website"”. 2021年9月21日閲覧。
  2. ^ 米ハードロック・バンド、テスラが5年ぶりの新作『SIMPLICITY』を6月発売”. amass (2014年4月9日). 2018年6月10日閲覧。
  3. ^ テスラ、名作『メカニカル・レゾナンス』30周年記念ライヴ・アルバム”. TOWER RECORDS (2016年8月22日). 2018年6月10日閲覧。

外部リンク


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