テキストの特徴とは? わかりやすく解説

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テキストの特徴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/17 07:43 UTC 版)

元朝秘史」の記事における「テキストの特徴」の解説

元朝秘史は元々口承文学である。元朝秘史現存するテキストは、12巻本と15巻本がある。原典ウイグル文字によるモンゴル語書かれたと考えられているが、既に失われている。ただ、17世紀モンゴル語年代記アルタン・トブチ』(黄金史)に元朝秘史同系統の記述含まれていることが知られモンゴル語による写本存在した証拠考えられている。 現存するテキストのうち12巻本は、明の洪武年間原典モンゴル語漢字音写し、さらに中国語の訳をつけたもので、本編10巻続集2巻構成される一方15巻本は永楽年間12巻本を抄出して再構成し、『永楽大典』に収めたのである内容的に12巻のほうが優れているとされるが、15巻本は伝存する12巻本が写本重ねる間に誤記したと思われる箇所を補うことができるため、12巻本の校勘などにも用いられうる。 12巻本は、漢字音訳されたモンゴル語原文個々語彙中国語逐語訳をあて、さらに節ごとに抄訳付け加えているので、当時モンゴル語語彙発音や意味を分析することができ、中世モンゴル語研究資料としても大きな価値をもつ。 なお、『元朝秘史』の書名伝存本に付され中国語書名であるが、12巻本の冒頭にあるモンゴル語忙中豁侖紐察脱察安」すなわち「Mongγol-un Niuča Tobča'an」(モンゴルン・ニウチャ・トブチャアン、「モンゴル秘密の歴史」の意)を意訳したもの考えられる

※この「テキストの特徴」の解説は、「元朝秘史」の解説の一部です。
「テキストの特徴」を含む「元朝秘史」の記事については、「元朝秘史」の概要を参照ください。

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