ダイニチ (水産業)とは? わかりやすく解説

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ダイニチ (水産業)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/08 15:22 UTC 版)

株式会社ダイニチ
DAINICHI Corporation
種類 株式会社
本社所在地 日本
798-0084
愛媛県宇和島市寄松甲1385
北緯33度11分29.0秒 東経132度31分49.5秒 / 北緯33.191389度 東経132.530417度 / 33.191389; 132.530417座標: 北緯33度11分29.0秒 東経132度31分49.5秒 / 北緯33.191389度 東経132.530417度 / 33.191389; 132.530417
設立 1982年3月
業種 卸売業
事業内容
  • 飼料・資材の販売
  • 養殖魚の加工・販売
  • 養殖事業など
代表者 代表取締役社長 玉留 一
資本金 1億円
売上高 231億円 (令和5年1月期)
従業員数 173名 (令和5年1月末時点)
決算期 1月31日
主要株主 J-STAR株式会社[1]
主要子会社 株式会社ダイニチラインなど
外部リンク www.dainichi-ff.co.jp
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株式会社ダイニチは、愛媛県宇和島市寄松に本社を置く水産会社。

概要

1973年に愛媛県宇和島市で養殖事業者向けに飼料・資材を販売する飼料事業を祖業として設立。現在では、真鯛・ブリ類を中心とした養殖魚の販売を行う水産事業、真鯛・ブリ類・クロマグロ等の自社養殖事業も手掛けている。2020年6月には株式会社内海水産と共にマダイ養殖では世界初となるASC(水産養殖管理協議会英語版)の国際認証取得した[2]

事業所

沿革

  • 1982年3月 - 有限会社ダイニチ設立。モイストペレット(MP)研究開始。固定飼料の販売開始。
  • 1984年4月 - MPの販売開始。
  • 1988年10月 - 冷凍飼料(生餌)の販売開始。
  • 1989年7月 - 活魚の仕入・販売開始。
  • 1990年4月 - 稚魚の仕入・販売開始。
  • 1991年5月 - 東宇和郡宇和町(現:西予市宇和町)に宇和物流センターを開設、飼料冷蔵庫を設置。本店を宇和島市丸穂に移転。
  • 1992年
    • 4月 - 株式会社に組織変更。
    • 7月 - 医薬品販売業の許可を取得、水産薬・栄養剤の販売開始。
  • 1995年3月 - 宇和島市寄松に事業本部を開設、MP工場を併設。
  • 1996年
    • 4月 - 固定飼料の輸入(カナダ)を開始。
    • 10月 - 宇和島市寄松に物流業務の請負を行う株式会社ダイニチラインを設立。
  • 1997年
  • 1999年8月 - 南営業所(南宇和郡御荘町、現:愛南町)に冷蔵庫及び倉庫を新設。
  • 2001年1月 - 東京都中央区築地に東京営業所を開設。
  • 2003年7月 - 和歌山県海南市に鮮魚及び鮮魚加工品の出荷拠点として、海南シーフードセンターを開設。
  • 2005年12月 - 真鯛の深海養殖技術の特許を取得。
  • 2006年7月 - 海南シーフードセンターにて、対米HACCP認定取得。
  • 2007年9月 - 宇和島市戸島沖漁場にて、養殖本マグロの生産を開始。
  • 2008年
    • 6月 - 食用魚介類・水産加工物の商標「 八十八 やとや」を登録。
    • 10月 - 南宇和郡愛南町に冷凍鮮魚加工場を建設、南営業所を廃止し愛南事業所として統合。
  • 2011年
    • 5月 - 宇和島市寄松に株式会社内海水産を設立、海面魚類養殖(漁場は南宇和郡愛南町)を開始。
    • 11月 - 東京都大田市場内の仲卸、有限会社伊勢金商店を完全子会社化。
  • 2013年11月 - 青森県八戸市にイカ内臓溶解液の生産を行う八戸工場を開設。
  • 2014年7月 - マグロ及びマグロ加工水産物の商標「媛まぐろ」を登録。
  • 2015年
    • 1月 - 東京都大田区(大田市場内)に東京営業所を移転し、旧東京営業所を京浜島活魚センターに名称変更。
    • 5月 - 海南シーフードセンターにて、対EU HACCP認定取得。
    • 7月 - 株式会社オンスイ、三井物産株式会社との共同出資により、養殖魚の加工販売を行う株式会社宇和島海道を設立[3]
  • 2020年
    • 6月 - 株式会社内海水産と共にマダイ養殖では世界初となるASCの国際認証取得。
    • 8月 - 海南シーフードセンター ・ 伊勢金商店 ・ 京浜島活魚センターにて、CoC認証取得。
    • 10月 - 本店を宇和島市寄松に移転。
  • 2022年
    • 3月 - MEL認証取得(マダイ)。
    • 10月 - 海南シーフードセンターにて、ISO22000認定取得。
    • 12月 - 鮪養殖事業の拡張を目的とし、宇和島市寄松に株式会社とじまかしまFarmを設立。
  • 2023年
    • 2月 - MEL認証取得(ブリ)。
    • 12月 - 静岡県沼津市の養殖事業者、株式会社マルセイ水産に出資[4]

グループ会社

  • 有限会社伊勢金商店(水産加工品の製造)
  • 株式会社内海水産(真鯛等、水産物の養殖)
  • 株式会社宇和島海道(水産冷凍加工品の製造)
  • 株式会社ダイニチライン(活魚の運搬)
  • 株式会社とじまかしまFarm(鮪の養殖)
  • 株式会社マルセイ水産(真鯛等、水産物の養殖)

脚注

  1. ^ 株式会社ダイニチの株式取得について - 株式会社J-STAR株式会社
  2. ^ 養殖マダイで世界初のASC/愛媛 ダイニチと内海水産同時取得 - みなと新聞電子版(2020年07月28日)、2024年1月14日閲覧。
  3. ^ 三井物産、養殖魚を加工販売 宇和島市に共同出資会社 - 日本食糧新聞電子版(2015年8月14日)、2024年1月14日閲覧。
  4. ^ 株式会社ダイニチによる株式会社マルセイ水産への出資について - J-STAR株式会社、2024年1月14日閲覧。

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