ソユーズ 7K-L3とは? わかりやすく解説

ソユーズ7K-L3

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 14:37 UTC 版)

ソユーズの一覧」の記事における「ソユーズ7K-L3」の解説

ソユーズ7K-L3 全長10.06 m 直径2.93 m 容量不明 乗員2人 運用期間1967年 - 1974年 主目的月着陸船伴っての月有人飛行 ソユーズ7K-OKベースに、ソユーズL3計画のため、7K-L1と平行して計画されていたモデル。7K-L3ではなく7K-LOKと表記されることもある。 アポロ宇宙船CSM司令・機械船)とLM月着陸船)の間を通路直接行き来できたが、LOK月軌道船)とLK月着陸船)を結ぶ通路はなく、LKクルー宇宙遊泳して乗り移るこのため新型宇宙服開発され改良重ねてISS国際宇宙ステーション)でも使われている。 7K-L1と違って太陽電池パネルがなく、代わりに燃料電池搭載するため、外見CSM似ている。また軌道船には月面から戻ってきたLKドッキングする時のために目視確認用の「キューポラ」がある。帰還船には7K-L1と同様の厚い耐熱シールド備えられ再突入時には大気圏上層部で「水切り」することになっていた。 2機の7K-L3が無人N-1ロケット最上部に取り付けられ打ち上げ実験が行われた。ロケットは2回とも爆発したが、宇宙船は(1983年ソユーズT-10-1のように)打ち上げ脱出システムによって切り離されわずかな距離だけ飛行した1974年6月23日政府からソユーズL3計画中止言い渡された。実際に宇宙飛び立った機体は1機もなく、計画中止後N-1含めて全てスクラップにされた。 en:Soyuz 7K-L3

※この「ソユーズ7K-L3」の解説は、「ソユーズの一覧」の解説の一部です。
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