ゼンガバイオレット【ゼンガバイオレット】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9244号 |
登録年月日 | 2001年 8月 16日 | |
農林水産植物の種類 | カーネーション | |
登録品種の名称及びその読み | ゼンガバイオレット よみ:ゼンガバイオレット |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 8月 16日 | |
品種登録者の名称 | ディ ジョルジオ アントニオ&レナート農業会社 | |
品種登録者の住所 | イタリア共和国 18018 タギア(IM) ビア デル ピアノ 143 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | ドナート ディ ジョルジオ | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「ゼンガ」の枝変わりであり、花は鮮赤紫色の垂咲で、やや小輪の1花茎当たりの花数が極少、花柄当たりの最多花数がかなり少の切花向きの品種である。草姿は中間、開花時草丈は中、節数はやや少である。茎の長径はやや細、硬さは中、折れの難易は易、色は灰緑、ろう質の有無は多、立茎数は中、1茎の側芽及び側枝数はかなり少、側枝の着生位置は主に中部、節間長は中、最長節間の位置は第5節である。葉全体の形は線形、先端部の形は鋭くとがる、葉巻き程度は少し巻く、最大葉長はやや短、葉幅は狭、葉色は濃緑、ろう質は多である。つぼみの形は楕円形、大きさは中、花の重ねは八重、上から見た花形は円形、側面から見た花形は垂咲、花径はやや小、花色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9207)、色彩模様は単一、花弁の波状程度は波状、鋸歯の深さは浅、数は少、花弁の長さは中、幅はやや狭、数は中、ほう葉の形はⅠ型及びⅢ型、数は4枚、長さはやや短、がくの形は円柱形、がく筒の色は緑+紫、がくの太さは中、長さはやや長、1花茎当たりの花数は極少、花柄当たりの最多花数はかなり少、花の香りは弱である。開花習性は四季咲き、早晩性はやや早生、がく割れの難易性は難である。「ミスティック バーバラ」と比較して、花色が鮮赤紫であること、色彩模様が単一であること等で、「ロートレック」と比較して、最大葉長が短いこと、つぼみの形が楕円形であること、側面から見た花形が垂咲であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、1994年に出願者の農場(イタリア共和国)において、「ゼンガ」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、1996年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「ゼンガ ビオラ」であった。 |
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