セモベンテ隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 05:31 UTC 版)
「機動戦士ガンダム MS IGLOOの登場人物」の記事における「セモベンテ隊」の解説
セモベンテ隊とは地球連邦軍がモビルスーツ(以後MS)を配備する以前に、鹵獲した公国軍MSなどを機甲部隊に編入して創設されたコマンド部隊の一つ。敵の傍受を防ぐため、鹵獲機の通信機は連邦軍の装備に変更されていた。鹵獲ザクを装備した特殊部隊は他にも多数存在したことが示唆されているが、映像作品に登場した部隊はヒルドルブと交戦したセモベンテ隊のみである。これら部隊の使命はゲリラ戦を展開することだけでなく、将来の連邦軍MS配備を見据えて、連邦軍MS戦術を確立することだった。さらにMS部隊の指揮官育成を兼ねており、教導団的な性格を持っていた。 セモベンテ隊はMSザクII×3機、61式戦車1輌からなる小隊を2個小隊分率いる形で構成され、現在知られる公式な戦果として宇宙世紀0079年4月29日の公国軍第128物資集積所襲撃および同年5月9日の第67物資集積所襲撃がある。セモベンテ隊はおもに北米のアリゾナ砂漠を戦闘の拠点としており、友軍を装ってジオン軍の物資集積所を襲撃する戦術を基本としている。その際、ツァリアーノが120ミリマシンガンを指して「こいつの120ミリ(砲弾)、あるか?」と聞いて油断を誘う。 セモベンテ隊は宇宙世紀0079年5月9日の第67物資集積所襲撃の折、性能評価試験中だったジオン公国軍試作モビルタンク「ヒルドルブ」と遭遇し、激戦の末に相討ちという形で全滅、隊長以下全員が戦死している(実際はヒルドルブ一両にツァリアーノ以外が一方的に倒されており、ツァリアーノの善戦でようやく相討ちに持ち込めた)。 隊長のツァリアーノ以外のパイロットは一切映像に登場していない。部隊名のセモベンテ(Semovente)とは、イタリア語で自走砲を意味する単語である。
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