スマートフォン「UPQ Phone A01X」のバッテリー爆発問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 19:18 UTC 版)
「UPQ」の記事における「スマートフォン「UPQ Phone A01X」のバッテリー爆発問題」の解説
2016年9月22日に沖縄県でスマートフォン「UPQ Phone A01X」を充電中に火災となる事故が発生したことを消費者庁が公表した。しかしこの件について株式会社UPQからは告知やコメントも発表されず、回収等もされなかった。 2016年10月2日に埼玉県でも同様に充電中に棚が焦げる事故が発生したことを消費者庁が公表した。このときも株式会社UPQからはとくに発表されなかった。 2017年3月28日に沖縄県で再び充電中に火災となる事故が発生したことを消費者庁が公表した。またこの事故について消費者庁へ重大製品事故との報告が遅れたため、株式会社UPQを厳重注意処分とした。このときも株式会社UPQからはとくに発表されなかったが、のちにUPQは遅れた理由を、送信先メールアドレスを誤ってしまったためと説明している。 2017年4月8日に東京都でもスマートフォンが発熱し周辺を焼損する事故が発生。このときも株式会社UPQからはとくに発表されなかった。 2017年5月9日、スマートフォン「UPQ Phone A01X」を充電中、バッテリーが発火し焼損する事故が2016年~2017年に計4件発生していたことを公表した。しかし、該当バッテリーの回収等は5月下旬に案内するとして公表時点では行なわなかった。 2017年5月16日に沖縄県でスマートフォンの発熱で周囲が焦げる事故が発生したことを消費者庁が公表した。このときも株式会社UPQからはとくに発表されなかった。 2017年5月25日に千葉県でも充電中に周辺を焼損する事故が発生したことを消費者庁が公表した。このときも株式会社UPQからはとくに発表されなかった。 2017年5月25日、スマートフォン「UPQ Phone A01X」のバッテリーにまつわる問題に対して、充電速度を遅くしてバッテリの過熱を抑える対策ファームウェアを配信開始した。該当バッテリーの回収については6月中に告知するとして発表時点では行わなかった。 2017年6月26日、スマートフォン「UPQ Phone A01X」のバッテリー回収は7月に実施すると発表し、再び先送りした。 2017年7月24日、スマートフォン「UPQ Phone A01X」のバッテリー交換・自主回収を開始した。対象は、UPQ Phone A01Xに付属したバッテリー6,059台のみで、予備バッテリーとして単品で購入したものやUPQ Phone A01に付属のバッテリーは同一型番でも対象外である。なお、回収するバッテリーの1800mAhに対し、対策済みの交換後バッテリーは1650mAhと容量が10%程度減っている。 2017年11月1日に千葉県で充電中に火災が発生する事故が再び発生したことを消費者庁が公表した。しかしこのときも株式会社UPQからはとくに発表されなかった。前述の回収対象のものであったかなどの情報も公表されていない。 2017年11月20日時点でバッテリー自主回収の回収率は37.3%であることを消費者庁が発表した。 2017年11月末日現在、バッテリー自主回収の回収率は約58%であることを公表した。 2019年1月、バッテリーの回収率は50~60%から伸び悩んでいることを公表した。 吸収合併により2021年1月からはCerevoが窓口へと変更された。 2021年2月24日に愛知県で充電中に周辺を焼損する事故が発生したことを消費者庁が公表した。リコール事象によるものかどうかは不明としている。 2021年3月11日現在、バッテリー自主回収の回収率は約61.7%であることを消費者庁が発表した。 2021年4月より交換対応を終了し、自主回収のみになった。
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