スポーツ・競技としての裸足
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/11 09:24 UTC 版)
日本における伝統的なスポーツはその多くが裸足で行なうものである。これは裸足が神聖さをもつこと、武器を持っていないという表示(履物が武器になる可能性もある)、素足に草履や下駄を履く文化であったこと、動きやすいことが理由として考えられる。実際、相撲で足を踏ん張るためには裸足でなければ効果は薄く、また、土俵は神聖な場所として履物には決まりがあったり(行司の階級によって履物が決まる)、履物自体許されない場合が多い。基本的には「地に足をつける」という歴史がある国といえる。[要出典] 運動会においても、「足を踏ん張る」という意味から、騎馬戦などの動きの激しい種目や組体操などのマスゲームも裸足で行うことがある。また、これは参加者が上下に重なった場合に靴でケガをすることを防ぐためという理由もある。一方、「速く走れる」ということを理由として裸足で短距離走に参加する生徒がいるが、足に負担が掛かり、ケガの元となりやすいので否定的な教師は多い。その生徒が普段重い靴、不安定な形状の靴を履いていた場合は裸足で速く走れる可能性はあるが、大抵は足の痛さで相殺されてしまうようである。しかし、はだし教育を経験しているなど裸足で走ることになれている場合は、むしろ足が自由で足裏の刺激が心地よく、健康によい働きをしているという見方もある。どちらにしろ、裸足でよいタイムを出すにはコースの整備と本人の「慣れ」が必要である。[要出典]
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