スペイン語圏のレグアとは? わかりやすく解説

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スペイン語圏のレグア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/08 10:06 UTC 版)

レグア」の記事における「スペイン語圏のレグア」の解説

レウカはもともとガリア人距離の単位で、レウガともいい、1500歩に相当する1000歩を1ミリアリウムと数えた古代ローマ人は、1レウガを1.5ミリアリウムとしてこの単位取り込んだ。約2.2キロメートルである。これがスペイン語ポルトガル語レグア元になったのだが、1レグアが3マイルスペイン語ではミジェ、mille)と倍になった。また一般に徒歩1時間進める距離と解されるようになったここまで経緯は他の欧州諸語も同じで、綴り変わって相互に自国語の単語に訳すのが普通である。すなわち、スペイン語では英語圏リーグ (league) をレグア・インペリアル (帝国レグア、legua imperial) 、フランス語リュー (lieue) をレグア・フランセサ(フランスレグア、legua francesa)と呼ぶ。 スペインの1レグア古く5000バラ(約4.19キロメートル)とされたが、時代と地域により違いがあった。レグアは公式には1568年廃止されたが、メートル法導入と普及までその後広く使われた。後代スペイン里程レグアで測り、1レグア2万ピエ(5572.7メートル)に換算したラテンアメリカ諸国でも用いられたが、国によって長さ異なる。コロンビアのレグア・グラナディナ (leguna granadina)は、メートル法にもとづく単位で、5000メートルにあたる。メキシコ一部では一時間進める距離という元の意味そのまま使われ地形交通手段異なる距離を指す。アルゼンチンでも日常語そのような語感が残るという。しかしどの国でもキロメートル表示普及しており、あまり使われなくなっている。 航海用のレグア地上異なり地球表面子午線上で360度分割して、その緯度1度相当分の距離から算出するメートル法子午線長さを4キロメートル数えたので、緯度1度相当する子午線弧長は約111キロメートルである。この距離を17.5で割ったものを1レグア(約6.3キロメートル)としたり、20割ったものを1レグア(約5.6キロメートル)としたりした。これを「1度あたり17半のレグア (legua de diecisiete y medio al grado) 、「1度あたり20レグア (legua de veinte al grado)」と呼んで区別したスペインでは17世紀頃に17.5から20になったという。他に1度151度181度25レグア使われた。

※この「スペイン語圏のレグア」の解説は、「レグア」の解説の一部です。
「スペイン語圏のレグア」を含む「レグア」の記事については、「レグア」の概要を参照ください。

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