スバル・EF型エンジンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > スバル・EF型エンジンの意味・解説 

スバル・EF型エンジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/19 06:02 UTC 版)

スバル・EF型エンジン
生産拠点 富士重工業(現・SUBARU
製造期間 1983年8月 - 1998年12月
タイプ 直列3気筒SOHC6バルブ
直列3気筒SOHC9バルブ
排気量 1.0L
1.2L
テンプレートを表示
1993年式スバル・ジャスティのEF12 EMPiエンジン

スバル・EF型エンジンとは、富士重工業(現・SUBARU)が1983年(昭和58年)8月から1998年(平成10年)12月にかけて製造していた1,000ccおよび1,200ccの小排気量車向けの水冷4ストロークSOHC直列3気筒ガソリンエンジンである。

概要

EF型エンジンはスバルが海外に輸出する小型車向けに開発したエンジンで、スバル唯一の直列3気筒エンジンである。鋳鉄製のシリンダーブロックを持ち、軽自動車サンバーをベースに設計されたスバル・ドミンゴのエンジンコンパートメントにも収まる軽量コンパクトなエンジンでもあった。 カムシャフトタイミングベルトで駆動し、チェーン駆動式のバランサーシャフトを搭載していた。

スバルの1980年代から1990年代にかけての世界戦略車のエンジンとして、海外進出に大きな役割を果たしたエンジンであったが、コンパクトカーの自社生産から撤退した現在では既に生産終了となっている。

共通項目

EF10

スバル EF10 エンジン
  • 排気量:997cc
  • ボア×ストローク:78.0mm×69.6mm
  • バルブ数:6(1気筒あたり2バルブ、吸気1・排気1)
  • 圧縮比:9.5:1
  • 燃焼室:半球型
  • 燃料装置:日立製シングルバレルキャブレター
  • 最大出力:47 HP (35 kW; 48 PS) @5,000 rpm / 59 lb·ft (80 N·m) @ 3,200 rpm

EF12

スバル EF12 エンジン
  • 排気量:1.189 cc
  • ボア×ストローク:78.0 mm×83.0 mm
  • バルブ数:9(1気筒あたり3バルブ、吸気2・排気1)
  • 圧縮比:9.0:1
  • 燃焼室:ペントルーフ型
  • 燃料装置:日立製ダブルバレルキャブレター
  • 最大出力:66 HP (49 kW; 67 PS) @5,200 rpm / 70 lb·ft (95 N·m) @ 3,600 rpm

EF12(EMPi)

  • 排気量:1.189cc
  • ボア×ストローク:78.0mm×83.0mm
  • バルブ数:9(1気筒あたり3バルブ、吸気2・排気1)
  • 圧縮比:9.1:1
  • 燃焼室:ペントルーフ型
  • 燃料装置:EMPi
  • 最大出力:73 HP (54 kW; 74 PS) @5,600 rpm / 71 lb·ft (96 N·m) @ 3,600 rpm

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「スバル・EF型エンジン」の関連用語

スバル・EF型エンジンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



スバル・EF型エンジンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのスバル・EF型エンジン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS