スタッフとキャスト
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シナリオのプランが固まると、衣笠はかつて舞台を共にしたことがある井上正夫に主演の老人役を依頼した。衣笠の映画製作に共鳴した井上は、5月の本郷座公演を断って無償で出演を承諾した。さらに井上は老け役を演じるために自ら額の毛を抜いて演じた。井上は一座の子役俳優である滝口新太郎と犬を連れて参加し、滝口は門衛の息子役として犬と一緒に出演した。ほかの出演者では、日活向島撮影所時代に衣笠の同僚だった高勢実乗が狂人を演じ、パルボKを購入するため上海まで出向いた衣笠の知人のドイツ人が、精神病院の医務室などの場面にいる外国人医師を演じた。スタッフでは、杉山公平が撮影を担当し、その後彼は衣笠作品で何度もコンビを組むことになった。杉山の助手には円谷英一(後の円谷英二)が就いた。
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スタッフとキャスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 20:00 UTC 版)
「デルス・ウザーラ (1975年の映画)」の記事における「スタッフとキャスト」の解説
本作はモスフィルムの製作であるため、本来はスタッフもすべてソ連側から出るが、それでは黒澤に必要以上の負担がかかるため、黒澤の演出意図を細部にわたり的確に伝えるという目的で、数人の日本側スタッフの参加が認められた。参加したのは松江と撮影の中井朝一、協力監督の河崎保と野上照代、演出助手の箕島紀男である。このうち河崎はソ連側の要請だったが、ソ連側の事情で途中降板した。日本側の製作窓口は、松江の製作会社アトリエ41が担当した。 当初、デルス役に三船敏郎を予定し、三船も1973年にモスクワ国際映画祭の審査員に招聘されたときに製作準備中の黒澤を表敬訪問し、日程調整してやる気になっていたが、2年間を予定する撮影期間では調整が付かなかった。デルス役は現地で探すことになり、舞台俳優のマクシム・ムンズクが演じることになった。マクシムは実生活もデルスのように狩りや釣りが好きで、黒澤のイメージにぴったりな人物だった。一方、アルセーニエフ役は有名俳優のユーリー・ソローミンが演じることになった。
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