スカプラリオに関連する信念
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 03:58 UTC 版)
「茶色のスカプラリオ」の記事における「スカプラリオに関連する信念」の解説
茶色のスカプラリオについての中心的な信念は、それを身に着ける人の聖母への奉献である。1951年,ピウス12世は聖サイモン・ストックへのビジョンから700周年を記念する式典に書簡をカルメル会に送り、スカプラリオが、「それを身に着ける人々の、汚れなき聖母マリアの聖心への奉献の印となるように」希望すると書いている。 茶色のスカプラリオを最も普及させた信念は、「サバティーン・プリヴィレジ」(Sabbatine privilege)として知られるものである。これは1322年に教皇ヨハネス22世が出したとされている出所の定かでない書簡によるものだが、これによると、教皇ヨハネス22世はあるビジョンを見た。それによると、聖母がその特別な執り成しによって煉獄に降りて来て、煉獄の死者たちが彼らが茶色のスカプラリオをつけるなり、その他の要件を満たしている限り、カルメル会やその俗人会の魂を個人的に救済する。それはその者の死んだ最初の土曜日である。とされる。バチカンは1613年にこの書簡を否定した。バチカンは1613年にこの書簡を否定した。しかし、カルメル会が次のように伝道することは禁じなかった。キリスト者はその修道士と仲間たちの魂の助けによって信仰するであろう。彼らは慈善のうちにこの世を去り、生涯スカプラリオを身に付け、貞節であることを遵守し、毎日定刻に聖母に祈りを捧げたのである。もし彼らが読み書きを出来ない者であっても、教会で定めた大斎・小斎の日を遵守したのである。彼らは死後、特に土曜日に、その成果を得るであろう。-聖母マリアの絶え間なき仲裁、敬虔な嘆願、美徳と加護によって。 これらの構成要素はブラウン・スカプラリオ協会旧版登録条件に反映されている。今日、カルメル会では、聖母による死者の魂への助けと援助を強く信じるよう強く勧めるとともに、聖母への献身的な祈り、特に土曜日にを捧げるよう勧めている。これらは、カルメル会の教理問答の中で、明白に述べられている。これらは教会の公式な教義と一致している。
※この「スカプラリオに関連する信念」の解説は、「茶色のスカプラリオ」の解説の一部です。
「スカプラリオに関連する信念」を含む「茶色のスカプラリオ」の記事については、「茶色のスカプラリオ」の概要を参照ください。
- スカプラリオに関連する信念のページへのリンク