ジョージと競馬の馴れ初めとは? わかりやすく解説

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ジョージと競馬の馴れ初め

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/09 00:31 UTC 版)

ジョージ4世と競馬」の記事における「ジョージと競馬の馴れ初め」の解説

1785年肖像叔父カンバーランド公1765年頃) 1784年レーシングカレンダー巻頭会員名簿の筆頭に「王太子殿下HRH Prince of Wales)」の名がある2番めはカンバーランド公王太子時代ジョージに酒と女と賭け事遊び教えたのは叔父カンバーランド公(1745-1790)だったと伝えられている。 カンバーランド公ジョージ3世からみると弟にあたる。しかし、カンバーランド公はアン・ホートンとの不適切結婚など身持ち悪く王族面汚しみなされていた。カンバーランド公競馬うちこみ1780年ダービー創設されると、たびたび持ち馬を出走させた。カンバーランド公子供時代ジョージ連れ出して競馬に連れていき、いろいろな遊び教えた質実な態度から「農夫ジョージ」と呼ばれたジョージ3世反対にジョージ遊び呆けるようになったジョージは、1783年ジョッキークラブへの加入認められる21歳になると、すぐに会員となって競馬始めたジョッキークラブ会長バンベリー準男爵Sir Charles Bunbury, 6th Baronet)は自ら、若いジョージ競馬の手ほどきをしたという。ジョージ欲しい馬がいれば金に糸目はつけずにいくらでも注ぎ込んだ。そんなジョージせっせと歓待し、しきりに馬の購入勧めたのは馬商リチャード・タタソールだった。ジョージ所有馬はすぐに20頭を超え経費は年に3ポンド要した伝えられている。 1786年にはジョージ競馬登録した馬は24頭を数え、2頭をダービー出場させるまでになった。このときのジョージの馬の成績は、Braganza号が4着、Little Henry号が着外だった。 こうした浪費によってジョージこの年早くも破綻直面したジョージ持ち馬をあらかた手放す羽目になり、ニューマーケット厩舎解散せざるをえないところまで追い詰められた。一時期手元には1頭の馬しかいなくなったという。 まもなく1787年議会から与えられ161000ポンド資金で、ジョージ競馬再開することができた。議会承認得られたのは、当時首相小ピットが「ガチガチのキチ(decidedly horsey)」だったからだという。ジョージはすぐに再び競走馬を買い集め、持ち馬は39頭に達した。この数は、当時代表する馬主であるグローヴナー伯爵Richard Grosvenor, 1st Earl Grosvenor)の32頭、ベドフォード公爵Francis Russell, 5th Duke of Bedford)の30頭を上回る数だった。 ジョージはそのための厩舎拡張追われた。1791年の『タイムズ』紙は「王太子王国で一番の厩舎持っているそのくせ全然レース勝っていない」と記事にした。実際にジョージは既に、1788年サートーマス号をダービー出走させて勝っており、王族として初めダービー優勝果たしている。しかしその頃ダービー賞金はまだそれほど高くなく、ジョージ勝った年の優勝賞金は971ポンド15シリングに過ぎなかった。これに対しサートーマス号を購入した際にジョージ支払った額は2000ギニー2100ポンド)だった。

※この「ジョージと競馬の馴れ初め」の解説は、「ジョージ4世と競馬」の解説の一部です。
「ジョージと競馬の馴れ初め」を含む「ジョージ4世と競馬」の記事については、「ジョージ4世と競馬」の概要を参照ください。

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