ジム・インターセプトカスタム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 13:38 UTC 版)
「ジム・スナイパー」の記事における「ジム・インターセプトカスタム」の解説
『MSV』の文字設定が初出で(名称は「スナイパー」に対して「インターセプター」と表記)、『MSV-R』で大河原邦男によって新規にデザインされ、詳細な設定が追加された。 ジム・スナイパーカスタムの後期生産型で、コストの削減と生産効率の向上、そして完成間近の「フェロウ・ブースター」の装備を前提として仕様が変更され、十数機が生産されている。 フェロウ・ブースターは、本機の両肩付け根に背負うようにして接続するブースター・ユニットで、大気圏内用のコルベット・ブースターをベースに急ピッチで開発が進められる。フレームの流用と生産ラインの共用により、宇宙世紀0079年11月初頭に1号機がロールアウトされ、衛星軌道上でおこなわれたテストでは予想以上の高性能を示す。制式採用後、12月にはレビル艦隊をはじめとする3艦隊に配備され、迎撃任務に就いている。フェロウ・ブースターの稼働率は高く、ジムの上位機種である本体との稼働率の差によって運用にロスが生じ、稼働率向上のために通常のジムの肩付け根にフェロウ・ブースター接続用のジョイントを追加した代替機6機が各部隊に配備されている。フェロウ・ブースターには6連装のミサイル・ランチャーが2基装備されており、装備時の本体はジム用の武装が使用可能である。なお、フェロウ・ブースターは整備兵たちに "F.F." と呼ばれており、扁平な形状からヒラメ (flatfish) を想起したためとされる。 迎撃と艦隊護衛を主任務とすることから、現場ではジム・ガードカスタムと同一機種であると誤認されることが多いが、一年戦争終結後にそれぞれ名称と型式番号が与えられることで解消されている。 フェロウ・ブースター装備の本機が極めて高性能を示したため、一年戦争後に45機のフェロウ・ブースターが追加発注されている。これらはむき出しになっていたエンジン部に装甲が追加され、下面には兵装用のステーションが追加されている。 劇中での活躍 漫画『虹霓のシン・マツナガ』では、ジャバウォック隊のホープ・ギャロウェイ少尉が搭乗。バルザック式380ミリバズーカを2丁携行し、一撃離脱戦法をおこなう。フェロウ・ブースターが破壊されたあとは、以前の搭乗機であったGイグニスをその代替とし、ジム・インターセプトカスタム・イグニスと呼ばれる。 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN MSD (Mobile Suit Discovery)』にも登場。
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